朝ドラ『虎に翼』を楽しく観ている。

 

今までも平日のルーティンとして、

朝ドラを観てきてたけど

今回は、唸るセリフが多くて楽しい。

 

主演は、伊藤沙莉さん。

 

 

 

子役時代から観ているので沙莉ちゃんと呼びたいところだけど、

今では、素敵な役者さんになったな、と思わずにはいられない。

大好きな俳優さんだ。

 

主演の伊藤沙莉さんが

相手の発言に疑問を呈する際、

「はて?」という度にワクワクする。

 

「違うんじゃない?」とか

「そう思わない」などと

はっきり言ってしまえば、

あっという間に相手に拒絶されてしまい、

それ以上、深めたトークは

できなくなってしまうかもしれない。

 

愛想笑いをするわけでもなく、

首だけ上下に振るわけでもなく、

ちゃんと言葉にする。

 

「はて?」と。

 

 

そして、

ちゃんと自分の考えを述べる。

しかも、あなたはどう思うのか?と疑問も呈する。

 

昨日の放送(18話)も

「はて?」が炸裂。

 

男に妾がいるのも立派な男の証と

母親の作るおにぎりが好きな幼い息子に

冗談めかして話す同級生(男子学生)に対し、

止めに入る虎子(伊藤沙莉)。

 

気まずくなった同級生は、

「そういうところだけ、女ぶるなよ」と負け惜しみで応戦。

 

そこに例の「はて?」である。

「はて?私がいつ男になりたいと言いましたか?」

 

 

女ぶるなよと男性陣に言われた時の返しとして

これ以上の正解があるのだろうか。

 

女性なら、誰しもが言われたことあるよね。

 

「女のくせに」

「女だからって」

「女ぶるなよ」

 

そこで、子どもだった私の返してきた言葉たちといえば…

 

「女ぶってないもん」

「女だっていいじゃん」

 

とか、そんな幼稚なセリフだった。

 

「私がいつ男になりたいと言いましたか?」

 

ああ、もっと小さい頃から、このセリフを知っていたから、

どんなに気持ち良かったことか!

 

いえいえ、私は、女らしくありたいとか、

男のように振る舞いたいとか、

そんなレベルでは話してませんよ。

 

ヒトとして、ゲスだって言ってるんです。

 

https://x.com/asadora_nhk/status/178298361359386636

ここでは、梅子(平岩紙)にも聞こえるところで、

夫の浮気話をするべきではないし、

家族愛に包まれ成長するべき子どもに、

父親が浮気者であるし、

なんなそれは立派なことですらあるし、

キミを産んでくれた母親なんて軽んじていい存在なんだよ、と

面白おかしく伝えることの愚かさを非難しているんです。

 

私は、女ぶりたいわけでも、

男になりたいわけでもないのです、

ただ、ひとりの年上の人間として、

恥ずかしい態度をとることを改めてほしい、

そう思ってるんですよ、というニュアンスが

 

「私がいつ男になりたいと言いましたか?」に

込められているようで、

過去の幼稚な私のキズは一気に癒されたのだ。

 

そうなのよ、男だから、女だからって

言い争いしたかったわけじゃなくて、

「あんた達、それは公平なのか?」と問いたかったのだよ、と。

 

子ども時代の自分を思い出しながら、

遠い目で口元を緩ませてる。

 

ちょうど、今ってLGBTQなんたらが

政治利用されたりしていて、

首を傾げていたところだったから、

この朝ドラで

私たち自身が、

まず、人としてどういう立場や考えを持っているのか

見直すいい機会になりそうだなって期待している。

 

この脚本を書いてる吉田恵里香さん

これから、どんなセリフを浴びせてくれるのか

楽しみで仕方がない。

 

#夏に向けてトレーニング

していることは、縄跳び。

子どもの頃って縄跳びなんて楽ちんだったのに。

大人になって、縄跳びしてみたら、

2分跳び続けるだけで、くずれ落ちる始末。

夏までには目指せ!3分でやってる。

 

夏に向けてトレーニング

 

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