4/5.6で『魔界転生』の大阪公演を観に行きました。
芝居で魅せる、動きで魅せる、音で魅せる、視覚も聴覚も全て刺激される舞台で、リズムもテンポも良くて、間もとても好きでした。シーンからシーンへの切り替えが無理やりすぎず、役者さん達のお芝居もとても迫力もあって、スッとすぐに舞台に入り込むことが出来ました。
OPの迫力。もうまるで映画のOPのような疾走感溢れる演出。殺陣やダンスを交えたOPで最初の時点で既に心を鷲掴みにされました。黒い布を使って照明を暗く落として、シーン切り替えをしたりするところの演出が好きでした。
逆境ナインのときも思いましたが、クリエイティブ零さんの舞台は本当に熱量のある舞台になるなって。アツく、魂の込もった芝居。演出。わたしはその役者さん達が必死で創り上げてくれたものを全力で受け止めたい、・・・いや受け止めなきゃいけないって強く思いました。
《観に行かなきゃ、だめだ》
この想いが胸を埋め尽くしました。こんなにも素敵な景色があるのかなっていうくらい、素晴らしくて・・・。全身全霊をかけた芝居を観て、そう思わずにはいられなかった。自分がここに居ること、その瞬間に出会えたこと、本当に幸せだなと思ったのです。
舞台の板の上に立つ、役者さん達は本当に良い表情をしていて男の格好良さがたくさん詰まってた。舞台でしか出来ない表現を、魅力を最大限に引き出した作品だなって思いました。
約二時間の物語の中で登場人物の《はじまり》と《おわり》が描かれていて、男の生き様。貫きたい己の信念を掲げ、生き抜いた男達の物語でした。
左十郎の強さにわたしは惹かれました。左十郎の強さは剣の強さだけてはない。心の強さ、優しさを持つ凛とした人だなって。真っ直ぐで、優しさと温かさで包みこまれるような安心感をもつ人だとも思いました。それは十兵衛がずっと左十郎を弟子として友として生き方を教えたからなのかな。全てを教えたからなのかなって。だから、左十郎の剣は傷つける剣ではなくて、守るための剣だと思ったのです。大切なものを守るための剣。
最後に左十郎が又右衛門を切る場面で《これが、柳生新陰流だ》と言いながら、刀を振るう姿。本当に格好良かった。芝居に厚みがあって、重みのある芝居でした。その重みのある芝居が観ていてとても心地良かったです。
あと、わたしが一番好きだったシーン。柳生谷が燃やされているのを目の当たりにするところ。勿論、最期のところや十兵衛先生について話すところとか好きなところはたくさんあるんだけど・・・やっぱり、あのシーンのお芝居が特に忘れられなくて。
守れなかった悔しさ、悲しさ、怒り、拳を握りしめて、唇を噛み締めて、瞳は潤んでいた。・・・左十郎の心は泣いていたのかもしれない。そのシーンのときの瞳が、とにかく忘れられなかった。徐々に赤くなっていったんです。充血していて・・・。左十郎の悲痛な叫びや怒り、全てが伝わってきた瞳でした。
魔界転生を三公演、観させて貰って・・・三回とも全く違う景色が観えました。観る座席によって、全然違う。当たり前なんだけど、こうも違って観えるのか!って驚きました。回数を重ねるごとに芝居の変化もたくさんあって、殺陣も毎回迫力が増していました。刀と刀の重なり合い、音、緊迫感、手に汗握るような展開。息をするのを忘れてしまいそうなほど、張り詰めた空気の中でわたしはじっと観ていました。
ふっきーの殺陣、流れるようにしなやかで。お芝居も勿論ですが、ふっきーって身体を使った表現もとても綺麗で・・・すごく素敵だなぁっていつも思っていたんです。だから、そういった部分もお芝居と一緒にもっと観れたらなぁってずっと思っていました。だから、この魔界転生はわたしのずっとずっと観たかった景色がたくさん広がっていたんですよね。
・・・だから感極まってしまって、三公演目観終わったあとに、拍手しながら涙零れて来ちゃって。余計に溢れて止まらなくなっちゃって。涙がポタポタと落ちてきました。わたし、魔界転生を観に行けて本当に良かったなぁ。幸せだなぁって。ここに居れて良かった。でも、帰りたくないな。もっと観たい、千秋楽まで見届けたかったなって。なんかいろんな感情でぐちゃぐちゃになって、それくらいもっと観たいって思えるお芝居があったんです。
いつもは泣きそうになっても、我慢してるんだけど、堪え切れませんでした。
ふっきー演じる伊達左十郎。ふっきーが左十郎に命を吹き込んでくれて左十郎としての人生を生きてくれたから、わたしの中で左十郎はずっとずっと生きてます。色褪せずに、ずっと。
宝物、また増えちゃいました。観せてくれた景色をずっとずっと忘れません。本当に本当に幸せな二日間でした。ふっきー、みんな、ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
魔界転生また再演して欲しいな。アンケートにも書いたけど、また魔界の扉が開かれる日が来ますように。
最後にみんなで贈ったお花♡


