12/13 ノット&東響 ばらの騎士
久しぶりの投稿です。2024.12/13(金)サントリホールの公演でノット&東響によるR.シュトラウスの演奏会式オペラ「バラの騎士」今回が最終回となります。第1回目のサロメは、サロメのグリゴリアンとヨカナーンのトマス・トマソンが素晴らしかったし、第2回目のエレクトラは、エレクトラのクリスティーン・ガーキーとクリソテミスのシネイド・キャンベル = ウォレスが素晴らしかったのと、オケも非常に複雑な音楽を見事に統合すると共に、ほとんどミスもなく、調性がクルクル変化する中、音程もしっかりとした素晴らしい演奏でした。そして、今回のバラの騎士。1幕の前半と後半の元帥夫人のミア・パーションとオクタヴィアンのカトリオーナ・モリソンやり取りが歌手はもちろん、オケも素晴らしい。特にパーションは気品、迷い、感情の移ろい、全てを表現していました。二人の歌手はR.シュトラウスの歌らしい弱音で緩やかに、流れるように、そしてつぶやくような表現で見事に歌われてました。中間部の前半、オックス男爵のペーゼンドルファーは圧倒的な存在感で場を持っていきます。2幕はモリソンが1幕と全くことなる感じ。声量もあり、そして坊やから青年に変わった感じが良く出ていました。ただ、ノット&TSOが穏やかな所はいいのですが、激しいところが突き抜けけられない。ワルツも、もう一つ、無理にウィーンナーワルツにしてるような不自然さが残ったのが残念です。ペーゼンドルファーは、強いところは圧倒的な存在感ですが、最期の低音が少し不安定。絶好調ではなかったのかな?3幕もほぼ2幕と同様ですが、やはり最後に登場するパーションが素晴らしかった。そしてオケも見事でした。サー・トーマス・アレンの演出監修は狭い舞台でテーブルとソファーのみの簡素な小物や舞台全体を使って、うまく表現していました。でもやはり凄いのはR.シュトラウス!ほんとに素敵な音楽です。指揮=ジョナサン・ノット演出監修=サー・トーマス・アレン元帥夫人=ミア・パーション(ソプラノ)オクタヴィアン=カトリオーナ・モリソン(メゾソプラノ)ゾフィー=エルザ・ブノワ(ソプラノ)オックス男爵=アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)ファーニナル=マルクス・アイヒェ(バリトン)マリアンネ/帽子屋=渡邊仁美(ソプラノ)ヴァルツァッキ=澤武紀行(テノール)アンニーナ=中島郁子(メゾソプラノ)警部/公証人=河野鉄平(バス)元帥夫人家執事/料理屋の主人=髙梨英次郎(テノール)テノール歌手=村上公太(テノール)動物売り/ファーニナル家執事=下村将太(テノール)合唱=二期会合唱団