プルルルル プルルルル


「もしもし」


(もしもし彩?)


「お前か...


(そんなに冷たくしないでよ

久しぶりに話すんやから)


...冷たくしてへんわ

それより何の用なん?」


(いつもの場所で待ってる)


「来るわけないやん

お前が東京に引っ越した時

もう別れるって言うたやろ?」


(待ってるから...


「行かへん」


そう言って彩は電話を切った

そして友達の里香に会いにいった


「大阪どう?」


「普通やけど」


「じゃ...みるきーは?」


里香がそう言うと

彩は何も言えなかった


「やっぱり...

みるきーは病気やったんやで」


「何言ってんねん?冗談?」


「ほんまのことやで

みるきーは彩に

心配して欲しくなかってん

だからみんなに言って

彩に自分を嫌わせて

彩に別れさせてん」


「あのアホが...

俺ちょっと行ってくるわ」


彩は急いでいつもの場所に行くと

いきなり雨が降ってきた

いつもの場所に着くと

雨の中で待ってる人がいた


「美優紀!」


「彩...


「遅れてごめん」


「謝らんとって

私の方が謝らなきゃ

1人にしてごめん

ホンマに寂しかってん」


「もう言わんでええ」


2人は彩の家に行った

彩はみるきーの悲しい顔を見て

思わず抱きしめてしまった


「彩...


「ご、ごめん...

俺ごは...ンッ!」


みるきーがいきなりキスすると

彩はちょっとビックリしたけど

みるきーを引っ張ってキスをした


「愛してんで美優紀」


「ご、ごめん......私」


「病気やったんやろ?

ごめんな気づいてあげれへんくて」


「どうして!?」


「岸野が教えてくれた

ホンマにごめんな

最低な彼氏やな」


「最低なのは私...


「そんなん言うな」


「なぁ彩...これからは

永遠一緒にいよな?」


当たり前や」