「まおきゅん」


「んー?」


パシャッ


「おぉびっくりした」


「んーいい感じ」


「ホンマにカメラ好きやな

へぇー...え!何この百花さん

カッコよすぎる」


「あげよか?」


「ほしい!」


「ええよ」


「いやぁゆきつん神」


「何やそれ?」


「でもホンマに

色んなメンバー...ん?

何このフォルダー?」


「え?...あぁ!ダメ!!」


「彩さん専用??」


...別にええやろ///


「可愛いー!

でもそんなに量ないんや」


「そりゃそうやん

彩さん忙しいの知ってるし

疲れてるのに写真やなんて...


「好きなんやろ?」


「そうやけどそれもその

そんなあれやないし


「ん??由樹ちゃん難しいわ」


「まおきゅんには分からへん!」


「えぇーちょっとぉ

仕方ないなぁ~

いつも百花さんのイケメンさを

来世に残してくれる

ゆきつんのために

一肌脱いであげましょうかね」






「まおきゅん?

あれ?もぉ呼んどいて

どこ行ったんよ?」


ガチャッ


「まおきゅん遅...

彩さんっ!?」


「おぉゆきつん

よろしくー」


「へ?」


「え?なんか企画なんやろ?

ゆきつんが撮った写真を

雑誌に載せるとかの

三田から聞いてんけど」


「え、いやそんな...


ブーブー


Fromまおきゅん


素直になるのです。。


「まおきゅん...


「ちゃうかった??」


「いや違います

そうなんです

企画で実は

よろしくお願いします」


「うん、じゃあ早速どうしたらいい?」


「えっとじゃあ

この壁にもたれ掛かってもらって

次は水飲んでください

次は鋭い目で」


彩さんに注文していくと

当たり前のように軽々と

やってのける彩さん

さすがやなぁ


「ありがとうございました」


「うんお疲れー」


彩さんは部屋を出ていく

フォルダーを見ると

カッコイイ彩さんから

可愛い彩さんまで


「ヘヘヘッやったぁ」


思わず頬が緩む

その頬に冷たいものが当たった


「うわっ!!」


「ハハッ驚いた?」


「彩さん...


「はい、撮影お疲れ様

カメラ見ながら笑ってたけど

どうしたん?」


「あ、いや別に」


「んー?あ...


「うっ...


「綺麗に撮れてる

ありがとゆきつん」


ポンポンッ


「い、いえっ///


...期待しちゃうなぁ」


「え?」


「私の写真みて笑ってくれたり

今やってこんなに赤くなって

期待しちゃうやん」


「期待って...


「ゆきつんと私

両想い何ちゃうかな?って」


「えっ...///


「違う??」


「違わないです...


「そっか...ならよかった

なぁゆきつん」


「はい...///


「こんなことで赤くなって

これから先私の彼女として

大丈夫なん...由樹」


「え///


「フフフッお疲れ」


あ、アカンっ

私もう...


バタッ


ガチャッ

「ゆきつーん

まおきゅんからの囁かな...

ゆきつん!?ゆきつん!

だ、誰かぁぁぁぁぁー!!」