「あ~出た木刀!」


「俺も小学校の時買ったわ」


「私、中学の時買ったけど」


「じゃまた買うそしたら?」


「横山くんは欲しいものないん?」


「う~んサプライズは?」


「それが選べへんくって

それに横山くんは

何あげたら喜んでくれるか

分からへんかったから

でもあげるには喜んでもらいたいやん」


「じゃここ行きたい」


「え?」


「夜こっそり抜け出して行こ」


「そんなことでええん?」


「じゃ決まり」


「うん!」


「じゃこのストラップ買って行こ」


「うん」


「すいませーん」


(はーい)


ん?この人彩のお母さん!?


(お母さんただいま)


子供!?


(あーお帰り)


ダイヤの指輪!?


((お母さんただいま!))


双子まで!?

何だよこの幸せ家族は!?

こんなの見たら

彩はどうなるん!?

泣いちゃう?キレちゃう?

もしかして死んじゃう!?


「ああああーーー!!!!

そこに中尾彰がいる!!!」


美優紀がそう叫ぶと

みんなは中尾彰を探しにって

美優紀は彩を探しに行った


「彩彩!」


「ん?」


「来て!」


美優紀は彩の手を取って

彩をお店の外へ連れ出した


「そろそろ手話しても

ええんちゃう?」


「え?あごめん」


「ええよ別に…」


バタンッ


「沖田?大丈夫か?」


「うん…」


「どっか座ろ」


もう傷つけるなって言うたやろ沖田…