「彩ちゃん!」


「みるきーなんで遅刻してるん?

リハーサル始まってんで」


「話があんねん...


「話?」


「私...妊娠してんねん」


「え?誰とやったん?

どこの男とやってきたんや?」


「私が誰かとやると思う?」


「やらへんかったら

どうやって妊娠したん?」


「分からへんけど

やったのは彩ちゃんとだけやで」


「そうやけど私女やで

嘘ついてるんちゃう?」


「彩のアホ!

もう大っ嫌い!」


みるきーがそう言うと

一期生が近ずいてきた


「さや姉何したん?」


「何にもしてへんわ!」


彩がそう言うと

みんなが彩に睨んだ


「分かったよ!

みるきーが妊娠してるって言うて...


「さや姉もしかして...


...


「ボケが!」


「アンタの彼女が妊娠してんねんで

何逃げてんねん!?

側におるのが正解やろ?」


「うん...


彩はみるきーの側に行った


「美優紀...


「触らんといて!

もう彩ちゃんとは別れる」


「そう言うなよ美優紀

私は美優紀を大好きなんやで

さっきのことはごめんな

ビックリしただけで

美優紀を一人で私たちの子供を

育てさせるなんてありえへんで」


...ッホンマに?」


「ホンマやで」


「大好きやで彩ちゃん」


「私も大好きやで

じゃリハーサル戻るな」


「うん」


彩がリハーサルに戻ると

ゆずななが美優紀に近ずいてきた


「みるきーさん

本当に妊娠なんですか?」


「お腹に赤ちゃんいるんですか?」


「そうやで

二人みたいに可愛い子やとええな~」


リハーサルが始まって

Must Be Nowを踊ってると

みるきーがいきなり転んだ


「みるきー!」


「彩ちゃん...

私たちの赤ちゃんが...


「落ち着け落ち着け

大丈夫やから」


「病院行ったら?」


「そうする」


彩と美優紀は急いで

病院へ向かった


(渡辺さん)


「はい」


(どうれくらい妊娠してたんですか?)


「わかりませんけど

お腹がすごく痛いし

いっぱい食べるし...


(いつやったんですか?)


「やってないんですよ」


(何か食べました?)


「確か菜々ちゃんの

餃子食べたと思います」


「絶対それや」


みるきーが気持ち悪かったのは

菜々ちゃんの餃子を

食べてしまったからだった


「ややこしんやから」


「ごめんね彩ちゃん

ホンマに赤ちゃんできると思ってたのに

ホンマに残念やな」


「まぁホンマにビックリしたわ」


「側のいてくれてありがとう」


「私はいっつも側におるで

でも山田の餃子はもう食べるんやないで」


「はーい」


フフッじゃ行きましょうかお姫様?」


「行きましょう王子様」


「「ンッ」」


これからみるきーは

山田菜々の餃子を食べないことにした