「どこやろ...あ

彩ーーーー!」

「うわっ!せ、先輩!?

ここに何してるんですか?」


「彩に会いにきてん」


「みんな見てますよ」


「シャイなんやから~」


「違いますよ...


「今日一緒に帰ろな?」


「あぁ今日はクラスの奴と

遊ぶ約束をしてて」


「女の子もおるん?」


「まぁ...


「つまらへん...」


「ちょっと先輩?」


私はバスケ部のマネージャーで

彩はバスケ部の後輩

プレイの時はかっこいいけどほんとは可愛い

ギャップをもってる彩を

どんどん好きなっていった

何度も告白したけど

相手は冗談だと思ってる


(渡辺)


「何?」


(話があってさ...)


「告白なら断る

私は彩が好きやから」


告白はいっぱいされるけど

私は彩が好きやから断る


なんか帰りたくなくて

教室にいたら遅くなってしまった

帰ってると体育館から音がした


「今日部活はないはずやのに...


中をのぞいてみると

一人で汗を流して

ボールを投げてる男子がいた


「彩!」


「先輩!?

まだいたんですか?」


「まぁ...

何してるん?」


「いや...


「クラスの子と遊ぶんとちゃう?」


「そうなんですけど...


彩の顔は赤くなった


「告白されたん?」


「まぁ///


好きな子に告られたんや

彩嬉しそうやな


「その子にバスケ頑張って!

なんて言われたん?

彼女のために頑張らな」


「え?」


「知ってた?

人って誰かのために動く方が

ちゃんと動けるんやで

だから彼女おった方がええと思うで

まぁ元々大丈夫やから

もっと強くなれると思うで」


どんどん早口になっていく


「帰った方がええんちゃう?

彼女待ってると思うで...

私は帰るね」


「ちょっと待て!」


腕を掴まれ

振り向かされる


「なんで泣くんすか?」


「意味ないよ...


「そんなんされたら...

本気で勘違いしますよ」


「え...?」


「俺は彼女なんかいませんし

告白も断りました」


「でも嬉しそうやったやん」


「それは先輩が来てくれたから...」


「え...


「俺ずっと自分のために戦うのが

ええと思ってたんですけど

でもそれは違ったんですね...


「なに言ってるん?」


「先輩は冗談で俺に

好きって言ってると思いますけど

俺は冗談やって思いたくないんです

これからは先輩のために戦います

先輩のこと...好きやから」


「彩...


「告白なんか初めてで

どうしてええか分からなくて

でもなんかスッキリしました//


「アホ...


「え...うおっ//


なんで分からへんの?

冗談なわけないやん

私は本当に彩が好きやねんから」


「先輩?」


「もう一回ちゃんと言って

ちゃんと告白して」


「先輩が好きです

付き合って欲しいです」


「お願いします」


「...夢ちゃいますよね?」


「夢なわけないやん」


私は彩を抱きしめて

ちょっと離すと

彩の顔がどんどん近ずいてきた


「先輩」


「嫌」


「え...


「名前で呼んでくれへんと

キス...せぇへんから//


「美優紀...///


ンッ


「やっぱり夢やなかった」


「アホ//