ドンッ!!


朝眠っていたら

突然隕石が降ってきた気がした


「ゴホッゴホッんー

彩ぁぁ


「おはよ朝やで?」


「ん、おはよ


彩が笑顔で起こす

なかなか起きひんときは

こんな感じで強制的に

さすがに中2の体は重いって



そう、あれから2

私は最近表に出ることが

少し少なくなって

プロデュースをする方に回る

だから家での仕事が増えた

昔ならきっとだらけきった

生活やったやろうけど今は違う

彩が学校行く前に起こしてくれるし

だらけそうになったら

正される

ホンマにできた息子やわ


彩は中2

バスケ部に所属してて

毎朝朝練に向かう

昔とは違って大人の笑顔を

見せることが増え

でもたまに子供の笑顔を見せてくれる

何より変わったのは


「美優紀おはよ」


そう、みゆちゃと言わなくなった

中学に入って最初の方は

そうやったけど

さすがに舌っ足らずも治ってるし

普通に言える

何より恥ずかしいって理由らしい

んーこれが思春期なのか


「おはよあ、別にええのに」


「作っとかへんと

美優紀、カップ麺しか食べへんやろ?

お昼は冷蔵庫に入れてるから

チンして食べて」


「ごめん、彩忙しいのに」


「美優紀やって仕事しんどいやろ?

私ももう大きいし

料理くらい出来るで」


「ありがと」


「ううん

じゃあ行ってきます」


「行ってらっしゃーい」





「確かに彩くんおっきくなったなぁ」


「やろ?最近、感じること多くてさぁ」


「私も凪沙が

彼氏連れてきた時はホンマに


「か、彼氏っ!?」


「うん、まぁめっちゃええ子やし

凪沙楽しそうやから

よかったと思うけどねー」


「いやいや、え、じゃあ

彩にもいつか」


「当たり前やろ?

それに彩くんだいぶモテてるって

凪沙が言うてたで

前に告白されてるって聞いてんて」


「うそぉ


「まぁみるきーは母親と父親

両方やから

複雑な気持ちやろうけどな」


「ほんまやで


「ちょっとそんなに落ち込む?」


「そりゃ彩が


「なぁ、みるきーってさ

たまに彩くんのこと

男として見てることない?」


「え


「あ、やっぱりー!

彩くんのこと見てるやろ」



「あれ?悩んでた」


キモイやろ

簡単に言えば母親が

息子を好きになるんやで

彩やって引くやろ」


「彩くんの気持ちは分からへんけど

でも少なくとも私は引かへんよ

ホンマに彩くんのこと大切にしてたし

でもちゃんと彩くんが

彼女作ったら認めたりや?

そこは母親としてやで?」


「分かってるよそんなこと


「よしよし」


「触んなっ」


「何よー冷たいなぁ

アカリンがしたら

抱きつくくせにっ!」


「っ///うるさい!

朱里お姉ちゃんはその


「お姉ちゃんっ子やもんなぁ」


「うるさい///