加茂水族館(山形県鶴岡市)に遊びに行ってきました(2010/12/29訪問)。

■1:データでみる本館概要動物園・水族館 研究記

本館をデータでみると、右図のようになりました。一言で言うなら、かなり小さい水族館と言えます。日本全国の平均と比べて面積が小さく、飼育種類も少ないです。車通りもまばらな日本海沿いの道にひっそりとたたずむようにあり、交通の便も決していいとは言えません。
ただ、ご存知の方も多いように、近年同館はメディアに取り上げられることも多いです。現在世界一を誇るクラゲ展示の推進で、経営上の悪条件をくつがえしているためです。実際行ってみると、メインのクラゲ展示は勿論、細部にまでクラゲの魅力を伝える工夫と意欲が垣間見れます。具体的な見所等、以下にピックアップしました。





■2:見所施設ピックアップ

2-1:クラネタリウム

素晴らしい施設が多いので迷いますが、一つ目はやはり多彩はクラゲたちをピックアップします。ピックアップの理由は、言葉どおり多彩な色・形状・動きの楽しさです。どちらかと言うと、他館でも見れるような派手な色・形状・動きのものより、「渋い」種を数多く丁寧に展示しているという印象です。クラゲファン必見です。。(左:幻想的なミズクラゲ、中:「渋い」がかわいいヒドロクラゲ各種、右:緩~い形のウリクラゲ。写真では分かりにくいのですが、カラフルに光ります)。

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2-2:クラゲの給餌

二つ目はクラゲの給餌をピックアップします。ピックアップの理由は、珍しいことです。クラゲの給餌を説明付きで行っている館を他に知りません。ミズクラゲの場合、食べると胃腸である中央の4つの輪に食べ物が溜まっているのが分かります。餌を運ぶため触手も縮むのだとか。勉強になります。。(写真:胃腸である4つの輪に食べ物を詰めて満腹の?ミズクラゲたち。)。

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2-3:なんだか大きい生き物たち

三つ目は、ミズダコ、イワナ、ウミガメ各種をピックアップします(少し雑でスミマセン)。ピックアップの理由は、なんだか大きいことです(理由も雑・・・)。ミズダコはもともと世界最大のタコですが、イワナやウミガメは大きな個体がいるので、意外に迫力でした。比較的小さな館でのんびり過ごせる環境のせい?、かどうかは知りません。

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■3:雑感

期待通りクラゲ!

冒頭でも、見所でも紹介した通り、本館はやはり多彩なクラゲ展示が特徴です。きっとまだ出会っていない「お気に入りクラゲ」種に出会えると思います。
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クラゲを身につける、クラゲを食べる・・・

本館はあくまでクラゲで「基本メッセージ」を統一しています。食べても、土産でもクラゲを楽しめるようになっています。(左:クラゲを練り込んだクラゲラーメン。上にもクラゲが乗ってます。キクラゲも乗せているのはシャレでしょうか、右:クラゲをプリントしたクラゲネクタイ??等、各種クラゲ土産)
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(補足)ストーリーを伝える:展示物を「モノ」から「コト」へ

本館は、近年メディアでもその取組を紹介されていますが、館内随所でもストーリーを発信しています。例えば、レストランではメニューと並んで、同館の歴史を記した小冊子が置いてあります。経営上の悪条件との戦いと、クラゲ展示の意味等、こうしたストーリーによって、展示物は単なる「モノ」ではなく「コト」に見えるのだと思います(「モノ」に満足している現代日本人には、「コト」の喚起が重要と一般的に言われます)。マーケティング上は重要な仕掛けだと思います。(写真左:館から見る周辺。海沿いの寂しい場所にひっそりと立っている印象であり、立地はいいとは言えません。)
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以上、加茂水族館の訪問記でした。
(あくまで筆者が訪問して感じた主観に基づいています。)

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