アクアマリンふくしま(福島県いわき市)に遊びに行ってきました(2010/5/01訪問)。


■1:データでみる本館概要動物園・水族館 研究記


本館をデータでみると、右図のようになりました。一言で言うなら、「やや大きい」水族館と言えます。日本全国の平均と比べても、延床面積が広く、飼育種類も多いです。

一方で、やや大きい水族館ながら、いわゆる代表的人気種は少なめです。イルカショー等もありません。知名度はなくても魅力的な生物達は多いですし、そうした生物たちの魅力を伝えている園と言えそうです。

実際、本館の見所は、こだわりある展示方法にあると感じます。建物の透明な外観からも分かるように、多くの場所で自然光を採り入れ、生息環境そのものを再現する工夫をしています。具体的な見所等、以下にピックアップしました。





■2:見所施設ピックアップ


2-1:イワシの群れ(潮目の海)


素晴らしい施設が多いので迷いますが、一つ目はイワシの群れをピックアップします。潮目の海と称する大水槽のことですが、同水槽は高さがあるため、上層部、下層部各々に見学通路があります。イワシは上層部に接する通路で主に見れます(下記左写真)。ピックアップの理由は、イワシの群れが「向かってくる」点です。近年、イワシの群れを展示する館は増えていますが、本館はイワシの遊泳方向に対面する高さ・方向に通路が設置されているため、「向かってくる」迫力がユニークです。イワシが(おそらく食事のため)口を大きく空けて「向かってくる」様子に圧倒されます(下記右写真)。

動物園・水族館 研究記 動物園・水族館 研究記


2-2:ウミガラス


二つ目はウミガラスをピックアップします。海鳥ですが、一見の印象はペンギンに似ています。施設も、一般的なペンギン舎のように陸部と水部があり、水中を泳ぐ様子等を見れます。ピックアップの理由は水しぶきを立てながら水中を飛ぶようにすばやく泳ぐ点です。ペンギンが滑らかに泳ぐのに対し、縦横無尽に細かく方向を変えながら泳いでおり、目で追うのも大変ですが、飽きません。

動物園・水族館 研究記 動物園・水族館 研究記


2-3:マングローブの生き物たち(シオマネキ、ハゼ、ボラ、フグ)


三つめはマングローブの生き物たちから、シオマネキ、ハゼ、ボラ、フグ等を飼育している一水槽をピックアップします。冒頭で述べたように本館には自然光を採り入れ、生息環境そのものを再現する場所が多いのですが(下記左写真)、その内、熱帯アジアの風景の中に同水槽はあります。ピックアップの理由は、まさにリアルな風景の一部と感じたからです。マングローブの根を中心に水だまり、砂の陸地も再現しています(下記右写真)。その中を、上記の浅瀬の生物たちが群れをなしたり、とび跳ねたり、はたまた単独で独自遊泳スペースを確保したりと、見ていて飽きない「顔」を見せる水槽です。

動物園・水族館 研究記 動物園・水族館 研究記


■3:雑感

THE「ランドスケープイマ―ジョン」


本館の多くは、いわゆる専門家の言う「ランドスケープイマージョン」展示(生息地を再現)という手法なのだと思います。上記ピックアップは勿論、それ以外にも魅力的に生息地を再現した水槽が多くあります。太陽光下で見れるので、雰囲気は抜群です。生息地再現型の展示形態が好きという人にはたまらないと思います。

動物園・水族館 研究記 動物園・水族館 研究記


童心をくすぐるビオトープ


また、館に沿って作られたビオトープに癒されます(下記左写真)。小魚を探すのが楽しいです。多くの子供たちの興味はビオトープよりも、隣接するビーチにあるようで(下記右写真)、ビオトープの方は大人が童心に帰って魚探しをゆっくり楽しめます。

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「環境」学習は今後に期待


また、本館は「環境」問題に関する情報発信のスペースを多く持ちます。コンセプトは意欲的で水族館ならではと素晴らしいのですが、個人的には見せ方にやや課題があるように感じました。小さい字の資料が多く貼ってあっても中々読む気がしないのが本音です(下記写真左)。一方、一部水槽を利用したユニークな学習展示もありました(下記写真右:護岸工事やごみのある川の風景を再現)。せっかく水族館なので、もう少し水槽展示と連動させるやり方があれば「視聴率」も上がるのでは・・・と、今後に期待です。

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以上、アクアマリンふくしまの訪問記でした。

(あくまで筆者が訪問して感じた主観に基づいています。)

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