前の記事で
松本選手のファンと
申したわけですが、
俺は今20歳とはいえ、
10年越の巨人ファン。
当初好きだった選手は
当然、当時の選手。
その選手は
清水隆行さんです。
清水隆行
高くあげた一本足打法から
バットを振り下ろす打法。
鋭いダウンスイングは
球界トップスピードで、
そのスイングから放つ
強烈なライナー性の打球は
低い弾道のまま一直線の
ホームランを描きます。
その強烈なホームランは
外野席のファンも逃げてしまう程。
だが反面、
守備面に関しては酷評で
時折、補殺を記録するものの
弱肩を過剰に評価され、
守備能力を問題視する指導者も。
俊足だった為、
盗塁こそ少ないものの、
走塁技術は良いものがあり、
守備範囲は広かったので
刺殺数は良い数字を残した。
1995年ドラフト3位で
巨人に入団した清水は
安定した打率と
打撃センスを認められて
2番レフトでレギュラー定着。
だが長嶋監督は
左右の相性を重視した為、
相手先発が左投手の時は
スタメンを外れることが多く、
3割以上打ちながら、
惜しくも規定打席に届かない、
というシーズンも多い。
実際、左投手は苦手でなく、
フル活用されていれば
2000本安打も可能だったのでは?
という声も多いのが事実。
2002年、
原新監督の赴任に伴い
一番打者として大活躍。
当時のセ・リーグ記録となる
年間191安打で最多安打。
ベストナインも受賞。
内角の難しい球も、
低めの落ちる球も、
痛烈なライナーに変えて
一二塁間、二遊間を破り、
安打製造機と言われました。
打率.314で14HR、58打点。
数字には表れないが
ここぞというときに
打ってくれたのが清水。
チャンスでなければ
チャンスメイクしてくれ、
チャンスであれば
ランナーを返してくれ、
頼りになる選手でした。
勝負強く、一番打者で58打点は
これはなかなか多いのです。
翌2003年、史上16人目の
開幕戦初回先頭打者本塁打。
幸先の良いスタートだったが
この年から成績不振。
チーム事情によるコンバートや
課題のスローイング矯正などで
打撃のメカニズムが狂った、
という説が一般的。
このまま引退するまで
全盛期の勢いは戻らなかった。
強靭だった下半身も衰え、
持ち味の強烈なライナーが
内野をやぶることなく、
内野ゴロになってしまった。
2009年登録名を清水崇行とし、
西武ライオンズにトレード志願。
だがこの年をもって引退し、
現巨人の二軍打撃コーチ。
本当に素晴らしい選手で
OBや他球団のファンからも
打撃センスを認められ
恐れられていた。
本当にもったいないというか
まだまだやれたのでは?
というのが本音なんだよね。
打席にたったときの応援曲
GO WESTは未だ脳裏に焼きつき、
たまにYouTubeなどで
清水の映像を見てしまいますw
今の野球少年は
知らない子が多いかと。
清水のような選手が
バリバリ活躍してた頃など。
マネするべきは
清水のような打ち方。
ダウンスイングで
ボールの下をこすって
鋭い回転を与えるから、
打球がかなり伸びる。
今活躍してるプロ野球選手も
清水の打撃を参考にしてる人も
たくさんいるんです。
コーチとなった今、
どんな素晴らしい選手を
育ててくれるか楽しみ。
そして、清水2世の誕生を
心待ちにしております。