今シーズン、
ヤクルト強いですね。
もともと強い要素はあったにしろ
今年は1位をキープし続けて
このまま優勝しそうな勢いです。
やはり監督がかわると
チームは大きく変わるなと、
改めて思います。
去年、前任の高田繁監督が
前半戦は大不振で最下位。
それを理由に退任し、
監督代理として今の小川監督が
指揮をとることになって、
20以上あった借金(負け越し)を完済、
貯金(勝ち越し)まで作るという、
素晴らしい再建を見せるも、
前半の不振が大きく響いて
Aクラス入りは無理でした。
実は、
監督を引き継いだ時点での
敗因というか、勝てない理由は、
小川さん、わかってたみたいで。
それはズバり、得点力。
点が取れなきゃ、勝てっこない。
そこから1点を取りにいく野球で
勝ちを積み重ねた結果が、
小川ヤクルトの追い上げでした。
では、今年。
(成績は全て10/1現在)
その得点力、今年はいいですね。
本塁打ランキング
1位バレンティン30本、
2位畠山22本と
一番ホームランが出ているのは、
今年はヤクルトです。
この2人、打点に関しても
1位畠山82打点
4位バレンティン69打点と
中軸の2人が効率よく
点を取っているのがわかります。
ヤクルトは例年から
進塁打や犠打が上手いので、
得点圏にランナーを置くのが
非常にうまく、得点につながる。
例をあげると、
一番、安打数1位の青木が出塁、
二番、進塁打に長けた田中が進め、
中軸で返す、というような
典型的な得点パターンが
上手く確立できています。
この、去年前半にはなかった、
効率的な得点、1点をとりにいく、
それができているからこそ、
今年は強いのです。
あとは守備力でしょうか。
宮本、田中浩をはじめ、
堅実な守備で
失点に繋がるような
大きなミスをしません。
投手力も
左エース石川防御率2.56
右エース館山防御率1.99
由則を含めたこの先発3人が、
きちんとゲームをつくります。
中継ぎ陣も
22ホールドのバーネット、
同22ホールドの押本から
29セーブの林昌勇につなぐ、
勝利の方程式も堅いですね。
これを総合した守備力から
大量失点をあまりすることなく、
かつ、効率的な得点力で
勝ち星を積み重ねている、
これが今のヤクルトの強さ、
強い理由かと思います。
では、他のチームは?
統一球の影響によって
打線が自慢の巨人、阪神は
3位、4位と苦しんでいます。
打撃力に乏しい中日ですが
セ・リーグでは間違いなく
ピカイチの投手力があり、
1点を取りにいく野球もでき、
これが2位につけている理由かと。
広島は抑えサファテに繋ぐまでの
継投で泣いている試合が多いかな。
横浜は、全体的な投壊が
毎シーズンみられます。
打線はいい選手、多いのに。
決定打に欠けるのも敗因かと。
そう見た結果、
ヤクルトのような前述の戦い方、
無駄な失点をせずに、
1点でも多くとるという、
そういう野球ができているチームが
今年のセ・リーグでは強いです。
さて、残り数試合、
今日の試合でゲーム差は
更に縮まって面白くなってきた。
どういう結末になるか、
本当に楽しみですね。