no.203
POCO(ポコ)U.S.A.
ごきげんいかが?
今回はバンド名がかわいいポコです!
ポコはアメリカのカントリー・ロック・バンド。
元バッファロー・スプリングフィールドの
リッチー・フューレイやジム・メッシーナ、
後にイーグルスに参加するランディ・マイズナー、
ティモシー・B・シュミットらが在籍していた事で知られる。
明るく快活でカントリー・フレーバーたっぷり、
楽器もコーラスもめちゃうま、
というのがポコの印象かな?
実は私、ポコのアルバムは7枚も持っている。
自分としては3アイテムしか買ってないのだが、
そのうちの一つが
1~5作目の5枚組簡易ボックス・セットだった。
よく輸入盤で目にする格安のアレです。
こういうやつ。

私はイーグルスが大好きなので、その流れで
ウェストコースト・ロックやカントリー・ロック等、
あまり詳しくないんですが少々持っています。
プログレ野郎の私ン家ににはこういうモノもあるのです(笑)
では、所有アルバム紹介していきます!
オリジナル・アルバム
・Pickin' Up the Pieces(1969/1st/輸入CD)

好き度★★★★☆
例の1st~5thまでのボックス・セットの1枚。
一応オリジナル・ジャケットを再現した内袋に
入っているが印刷が雑で、
文字も小さい上に不明瞭で読めない(笑)
まあ安いので仕方ないか。
で、一枚目ながら素晴らしい内容。
すでにロック界で活躍していた面々という事もあるが、
メンバー個々の才能や技量もかなりのもの、
と言えるでしょう。
冒頭にも書いたが、楽器も歌もすごく上手い。
かなりのテクニックだと思うが、
その音楽性からか、あまりそういう風に聴こえないのも
ウェストコースト、カントリー・ロックに
割と多いあるある。
レコーディング時のメンバーは
・Richie Furay(リッチー・フューレイ)g,vo
・Jim Messina(ジム・メッシーナ)g,vo
・Rusty Young(ラスティ・ヤング)g,steel g,banjo
・George Grantham(ジョージ・グランサム)ds,vo
・Randy Meisner(ランディ・マイズナー)b,vo
の5人だったが、
レコーディング終了後、スタジオでの編集作業に
参加させてもらえなかったマイズナーはこれに怒り
バンドを去り、後にイーグルスに参加する。
リード・ヴォーカルはヤング以外のメンバーで
持ち回りで歌ったが
マイズナーのヴォーカル・パートは削除され、
代わりにグランサムが歌い直した。
マイズナーのベース・パートは残された、
という経緯がある。
マイズナーの姿はジャケットからも消され、
代わりに犬が描かれた。
こりゃ相当もめたのね…
そんな経緯はあるにせよ、内容はすごく良い。
いかにもカントリー・ロックといった風の曲が並ぶが
実はコード進行がかなり目まぐるしかったり、
それに絡みつくコーラスもかなり複雑、
さらに曲の展開もなかなか激しかったりと、
プログレ好きの私にもかなり響く部分もある。
サウンドはエレキもアコースティックも、
アタックが強くトレブリー。
ドラムの音も極端にデッドだ。
基本的に明るくてテンポのいい曲が多いので
元気で溌剌とした印象を受ける好作品。
・Poco(1970/2nd/輸入CD)

好き度★★★★☆
本作から
・Timothy B. Schmit(ティモシー・B・シュミット)b,vo
が加入。
前作に比べると随分と落ち着いた雰囲気に感じる。
ミドル・テンポのややアーシーな曲が
増えたせいもあるだろう。
ファンク味も若干加味されたようにも思う。
前作では使っていないハモンド・オルガンを
随分と多用していると思ったら、ヤングが
オルガンではなくペダル・スティール・ギターを
レスリー・スピーカーにつないで
オルガン風のサウンドを出しているのだそう。
ほぼオルガンにしか聴こえない。スゴい!
長いインプロビゼーションを含んだ
18分以上に及ぶ長尺曲の
⑦「Nobody's Fool/El Tonto de Nadie, Regresa」
など、前作には無かった試みも。
・From the Inside(1971/3rd/輸入CD)

好き度★★★★☆
バンドはフューレイの独裁政権へと向かっていき、
それを嫌ったメッシーナが脱退、後任に
・Paul Cotton(ポール・コットン)g,voが加入。
自作曲も3つ提供している。
メッシーナはケニー・ロギンスと
ロギンス&メッシーナを結成。
ケニー・ロギンスは'80年代に
「フットルース」や「トップガン」の映画主題歌で
大ヒットを飛ばした人物。
アルバムの印象としては、
前作でやや見られた黒っぽさが後退し、
落ち着いたカントリー・ロックといった感じ。
やや重たいグルーヴが部分的にではあるが
見られるようになってきた。
渋いジャケットもgood!
・A Good Feelin' to Know(1972/4th/輸入CD)

好き度★★★★☆
初期の頃に比べると、リズムもサウンドも
だいぶどっしりと骨太なものになってきた気がする。
バッファロー・スプリングフィールドのカヴァー
④「Go and Say Goodbye」は原曲よりも
だいぶカントリー・フレーバーを効かせた好ヴァージョン。
アルバム・タイトルにもなった
⑦「A Good Feelin' to Know」はシングル・カットされ、
バンドの代表曲になった。
しかしアルバムは期待通りには売れず、
落胆したフューレイは次作限りでバンドを離れ、
サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンドを
結成することにした。
サザン・ロックのような雰囲気の
⑥「Early Times」、⑧「Restrain」など、
これまであまり無かったタイプの曲も多く見られる。
ヤングお得意のオルガン風スティール・ギター?の
荘厳な響きに導かれて始まる、
スローな⑨「Sweet Lovin'」も素晴らしい。
・Crazy Eyes(1973/5th/輸入CD)

好き度★★★★☆
前述のとおり、
サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド結成の
意思を固めたフューレイだったが、
本作の完成寸前までポコのメンバーには
それを黙っていた、という状況下で制作された5作目。
ここまで5作品を聴いていて、
かなりクオリティの高い作品を作り続けて
いるにもかかわらず、
どうもあまり売れていなかったようだ。
特にシングルはほとんどハズレで、
シュミット作として初のシングルA面曲となった
③「Here We Go Again」もとても良い曲だが
セールス的には伸びなかった。
目立つのは、フューレイ作の9分以上に及ぶ大作の
⑥「Crazy Eyes」。
オーケストラを導入し、
まるで西部劇映画の主題歌のような
風格を漂わせた力作!
・Indian Summer(1977/10th/国内CD)

好き度★★★★☆
少し飛んで、'77年の10作目。
『Crazy Eyes』でフューレイが抜けた後、
バンドは残された4人で活動を継続。
その体制での最後のアルバム。
本作を最後にリズム隊、シュミットとグランサムが脱退。
シュミットはランディ・マイズナーの後任として
イーグルスに参加する。
シュミットはポコ、イーグルスと2度に渡って
マイズナーの穴を埋める事となった。
'73年の作品から急に'77年の本作へと飛んで聴くと、
ひと時代経過した感じがとてもする。
全体的にAORっぽい雰囲気に覆われていて、
後期イーグルスにも通じるサウンド。
3部からなる10分以上に及ぶ⑨「The Dance」は
ヤング作の力作で演奏もアツい。
ライブ・アルバム
・Deliverin'(1971/国内CD)

好き度★★★★☆
邦題は『ライブ・ポコ』。
2ndアルバムの後にリリースされた。
実は私が買ったポコの最初のアルバムがコレでした。
私が、全く初めて聴くアーティストの
アルバムを買う時、まずライブ盤から入る、
と言う事をよくやっていた。
大抵はベスト的な選曲がされていて、
代表作が入っているだろうと考えるからだ。
後に例の1st~5thまでのセットを買うまで
気が付かなかったが、
①「I Guess You Made It」、
②「C’mon」はスタジオ・アルバムには
収録されていないようだ。
シングルのみだったのだろうか?
しかしこの①②がかなりアグレッシブなのだ。
早い上に細かい前のめりのリズムに、
完璧な演奏とヴォーカル・ハーモニーが乗り、
実力を見せつけてくれる。
他にもバッファロー・スプリングフィールド時代の
曲を挟み込んだメドレーも披露するなど、
私が狙った"ベスト・オブ・ポコ"的な
選曲ではなかったが、
十分にポコの魅力を堪能できる作品。
…バンドは'84年ごろまで割と息の長い活動をし、
一度解散状態になったが'88年には再始動。
亡くなってしまったメンバーもいるが、
現在も存在しているらしい。
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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ロック・バンド「ABC友の会」
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メンバーのトシミツ(Vo・Gt),尾崎裕輔(Gt),日比野克哉(Dr)による公式ブログ