沢登りを裸足で挑んだ結果わたし村上俊哉はひどい目に合っていた…。


川はきれいで水は気持ちよく景色は最高でいいことずくめなはずなのに。

いけんじゃね?と思っていたが容赦なく川の砂利が猛威を奮う。


砂利が足に刺さってきつい…。

しかも丸みを帯びた石ではなく比較的鋭利な石が多い気がする。


私は四つんばいの獣のようなフォルムで安全な場所を確認しながら進む。


なんとか乗り切ることに成功。


次はバーベキューである。

準備を青木さんの指示のもとこなし、焼きそば、きしめんを焼く (すごい量だ)
食べ終わった頃に雨が降ってくる。


てるてる坊主がとうとうこらえきれなくなったようだ。


いや、むしろここまでよく食い止めてくれた…。

ナイス


しかし、キャンプファイアーは中止になってしまうのかな~?


中止の場合はどうなるのか?

っということを青木さんに指摘されてフロントに訪ねる。


フロントの人曰く

「中止の時はお代はお返ししますので。」


だそうだ。


良かった~。


と思いつつ戻ってみる。
バーベキューを再び楽しもうとした瞬間…、
ピリ辛ソーセージのチョリソーが石炭と化していた…。


へ……………?


なんで?

なんでこうなったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

チョリソーは個人的に一番楽しみにしてたのに。

あまりの衝撃に動揺。

周りの人に聞く。

周りの人の証言によると


原因は伝波のマジシャンズレッドマユカだそうな。


チョリソーを空けて焼いたのはマユカらしい、

マユカはビールを飲みながら肉などを焼いていた。

伝波では酒買ってなかったしね。


ちょうどビールが無くなったらしい。


チョリソーを放置してビールを買いに行くマユカ。

結果チョリソーが石炭に。
マユカを見ると

「焦がしちゃいました~

ごめんなさ~い

あっはは~」

能天気な笑顔で明るくいうやつ。


…うわ、こいつ

猛烈にジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスをかけたくなる衝動をグッとこらえて

ほどよく焼けた生き残りを食す。


うまいじゃないか…。


食べ物食べてうまいと思う感覚は久しぶりだ。


感動。


石炭と化したチョリソー(チョコバナナみたい)を食す。


ビターじゃないか…


うまさ半減である。


そんなこんなのバーベキュー、
雨はどんどん強くなってゆく…。