種死の完結から約20年…
20年後の自分は何歳かなと考えていました。
確か当時は月刊ガンダムエースとかで「種死がスクリーンへ!」的な見出しで特集が組まれていたと記憶しております。
公開されればF91以来の劇場版ガンダムだ!と盛り上がっていたわけですが、結局話は立ち消えとなってしまい、いつしか後続のOOに劇場化を先越され、それ以降もナラテイブ、ハサウェイ、ドアンと宇宙世紀モノの劇場作品が続々と公開。
もはや種死劇場版の話は一部マニアの間だけで囁かれる幻の企画となってしまうのか…?
と、思いきやここに来てまさかの種劇場公開!!
(待ち時間はシン・エヴァなんかの比じゃねぇぞ!)
当時ステラのおっぱいやルナの太ももで性癖をこじらせ、キラアスやディアイザで夜な夜な妄想を膨らませた紳士淑女諸君!
ついに、ついにこの時が来たのだ!
リアタイ当時の(管理人含む)ティーンエイジャーも今や立派なアラサーに。
なかなか感慨深いものである。
映画の内容としては、当時ステラのおっぱいやルナの太ももで性癖をこじらせ、キラアスやディアイザで夜な夜な妄想を膨らませた紳士淑女がいつも通り喜べるような感じだった(安心)
あぁ、これはまごうことなき俺たちの種だ…。
それが分かった管理人は、劇場の椅子に深々と身を沈めたのであった。
ぶっちゃけ後半はコズミック・イラ新喜劇で、ヤマト座長たちが真面目な顔をしながら全力で観客を笑かしに来る。
しかも最後ズゴックがパッカーン!!割れてジャスティスが出てくるという…一体普段から何を食べてたらズゴックからジャスティスが出てくるなんてアイディア思いつくねん…
そして映画は色々な問題を積み残したままジャーン!と終わるのであった。
(種死の最終回を見た時とまんま同じ気持ちになるあたりも愛嬌)
考えてみれば、種放映当時は「21世紀のファーストガンダム」を謳い、やたらファーストの顔色を窺って作られている感があったが、もはや本作はファーストの面影どころか「これマジでガンダム???」というレベルにまで達しているように思う。
昨今はナラテイブやハサウェイなど、ガンダムの原点や本質に迫ろうとする劇場作品が主流だった中で、ここまでとんがった劇場版ガンダムをぶつけてきたのは実に面白い試みです。
ガンダムの名を冠しながらガンダムからどこまで自由(FREEDOM)になれるか。
本作で完結と言わず、これからも種にはさらなるガンダム神話に挑戦し続けて欲しい。
10年でも20年でも、俺たちファンは待ってるぜ!!
しかし、アスランが俺たちボンクラと大して変わらないエロ妄想をしてるということが分かったのが、今回一番の収穫だったかもしれない。