◯美ちゃんは私の指の動きに身悶え全身を震わせながら、今にも迸りそうになる狂ったような笑い声と悲鳴を懸命にこらえている。
彼女の吐息が激しくなればなるほど、彼女の表情が切なくなればなるほど、彼女の身悶えが激しくなればなるほど、私の手の動きがエスカレートしていく。

「んんんんぁっ・・・ひっ・・・あふう・・・あああ~~ん・・・もう・・・」

◯美ちゃんの声が激しくなり、腰がヘビのように大きく蠢き始めた時、電車は目的の駅のホームに入っていた。
私たちは再び周りの人々に押し流されるようにして電車を降りた。

「どう?今日一日楽しかった?」

私は駅の改札口での別れ際に、◯美ちゃんに質問した。

「ええ、とってもくすぐったくて恥ずかしい一日だったわ」

「それじゃ、来週の日曜も一緒に遊びましょう」

「そうね、楽しみだわ」

私たちは妖しい微笑を交わしながら、また今度再び2人が会う時への期待に胸をときめかせていた。

「おねーちゃん」

◯美ちゃんの姿が小さくなり、視界から消えた時、すぐそばからいきなり聞き覚えのある声が聞こえた。

「え?」

いつの間にか私の隣りに妹の◯◯が立っていた。

「最近おねーちゃん、ちっともあたしの事かまってくれないと思ってたら、あんな子と付き合ってたのね」

「そんな・・・」

私は必死に言い訳の言葉を探した。
「いいのよ。それより、今度あの子を誘う時は、あたしにも声を掛けてね。今度は3人で楽しみましょうよ」

「ふふっ、そうね」

私は来週の日曜日に3人でどんな事をして楽しもうかとワクワクしていた。

「それはそうと、今度は私の相手をしてちょうだい。私、さっきから漏れそうなのぉ。でも、ずっと我慢してるのぉ。だからお姉ちゃんも・・・ね?」

「えっ?」

美沙は片手でスカートの上から女の子の部分をきつく押さえ、足をもじもじと擦りあわせながら、ショルダーバッグから大きなペットボトル入りのミネラルウォーターを取り出し、私に差し出した……………おわり。