東証後場寄り、一段高 上げ幅200円超、アジア株高・円安で 

2013/07/30 12:50 日経速報ニュース 463文字
 30日後場寄り付きの日経平均株価は後場に一段高。前日比の上げ幅は一時200円超に広がり、1万3800円台に水準を切り上げた。アジア株が総じて堅調な値動きとなっており、投資家が運用リスクをとる動きが強まった。円相場が対ドルで98円台半ばまで下げたことを受け、「昼休み時間中に株価指数先物に小口買いが入ったことも株価の押し上げにつながった」(SMBC日興証券の西広市株式調査部部長)という。
 前引け後の東証の立会外取引で、大口投資家が複数銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は235億円成立した。売り買いは均衡との観測があった。
 12時45分時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2425億円、売買高は同14億8017万株だった。東証1部の値上がり銘柄は1433、値下がりは248、横ばいは70だった。
 東電、三井住友FGが堅調なほか、トヨタ、野村が一段高となった。朝方は下げが目立ったファストリが後場に上昇。電通、ソニーも高い。一方、キヤノンが軟調。ファナック、信越化、東エレクが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕