シカゴ投機筋 円の売越幅、2週連続で縮小 売り持ち高を整理 |
2013/06/15 07:00 日経速報ニュース 648文字 |
【NQNニューヨーク=岩切清司】米商品先物取引委員会(CFTC)が14日発表した11日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で、投機筋(非商業部門)の円の対ドルでの売越幅は前週比9838枚少ない7万2906枚だった。売越幅は2週連続で縮小。投機筋は売り持ち高を減らした一方、買い持ち高を増やした。
この期間中は円高が進んだ。日銀は11日に金融政策の現状維持を決定。追加緩和や長期金利の上昇抑制策に対する期待が強かっただけに円買い圧力が高まった。日銀が政策を据え置いたことを受けて投機筋は円売りの持ち高整理を進めたようだ。 ユーロの売越幅は前週比4万4088枚少ない7533枚となり、今年の最低水準を更新した。以下に最近の動向(単位・枚、△は買い越し、▲は売り越し)を一覧。 <日付> <円> <ユーロ> 2013年4月2日 ▲7万8171 ▲6万5701 9日 ▲7万7697 ▲5万 858 16日 ▲9万3411 ▲2万9764 23日 ▲7万9730 ▲3万4275 30日 ▲7万1127 ▲3万 149 5月7日 ▲7万8560 ▲3万3533 14日 ▲8万8407 ▲4万6921 21日 ▲9万5186 ▲8万 949 28日 ▲9万9769 ▲8万4644 6月4日 ▲8万2744 ▲5万1621 11日 ▲7万2906 ▲7533 |