NY投機筋 金先物、買越幅が2週ぶり縮小 5万9005枚

2013/06/15 07:00  日経速報ニュース    487文字  
【NQNニューヨーク=岩切清司】米商品先物取引委員会(CFTC)が14日発表した11日時点の建玉報告によると、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、投機筋(非商業部門)による金先物の買越幅は前週比2195枚少ない5万9005枚だった。買越幅の減少は2週ぶり。投機筋は買い持ち高を増やしつつも売り持ち高を一段と積み上げた。
 期間中の金先物相場は下落した。5月の米雇用統計で緩やかな雇用の回復が確認された。投資家がリスク性の高い資産を回避する姿勢を弱めると金市場では資金が流出する傾向が強まった。金相場の先安観から投機筋は売り持ち高を増やしたようだ。
 以下に最近の建玉動向(単位・枚、△は買い越し、▲は売り越し)を一覧。

2013年4月2日 △12万 206
     9日 △11万9359
     16日 △12万8882
     23日 △10万4255
     30日 △9万7052
   5月7日 △8万9423
     14日 △8万3726
     21日 △8万 259
     28日 △5万6879
   6月4日 △6万1200
     11日 △5万9005