株、下値を試す展開・奥村氏 金融緩和ムードは下支え |
2012/05/21 08:27 日経速報ニュース 333文字 |
奥村義弘・ちばぎんアセットマネジメント調査部長 主要8カ国首脳会議(G8)で緊縮財政と成長の両立を目指すとの方向性が打ち出されたものの、ギリシャ選挙で結果が出るまでは不安が不安を呼ぶ状況が続きそうだ。きょうの日経平均株価は8600円を下回り、下値を試す展開となるだろう。欧州金融不安でリスク回避姿勢が強まるなか、前週末の欧米株は下落し、米フェイスブック株も伸んだ。投資家心理の冷え込みは日本株にも波及しそうだ。
きょうは目立った材料はなく、次第に明日からの日銀政策決定会合の結果を見極めたいとのムードが広がるだろう。円高は重荷だが、投資指標面で割安感が出ていることや、世界的に金融緩和の動きがでていることは日本株の下支え要因になるだろう。〔日経QUICKニュース〕 |