株3カ月半ぶり安値、反転上昇には円安・ドル高が必要・内田氏 |
2012/05/16 15:46 日経速報ニュース 342文字 |
内田浩二・三菱UFJ投信チーフファンドマネージャー ギリシャ政局の混迷に加え、国内の買い手の乏しさが足元の下げに拍車をかけている。特に小型株の下げがきつくなっているところを見ると、信用取引で買った銘柄の評価損が膨らんでいる個人投資家の見切り売りが広がっているのだろう。(ヤマ場は越えたもののまだ)決算発表期間中とあって、決算内容を見極めるまでは機関投資家は積極的には買いに動けない。
自律的な反発で日経平均は9500円までの上昇は見込めそうだ。ただ、ギリシャの再選挙など欧州情勢が一段落する6月末までは上値の重い展開が予想される。相場の本格的な反転には、円安・ドル高が必要条件。しかし、米国景気の回復ペースは鈍く、円売り・ドル高が進むイメージは抱きにくい。〔日経QUICKニュース〕 |