出典・日経
 
民主党は19日、菅直人首相(党代表)の後継を決める党代表選の日程について、国会議員による投票で新代表を選出する両院議員総会を29日に開く方向で最終調整に入った。党執行部は30日に国会の首相指名に臨む段取りを描いている。首相と岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長らが19日夕に首相官邸で協議し、こうした日程で調整を進める方針を確認した。
 首相の退陣条件である赤字国債発行法案は24日、再生エネルギー特別措置法案は26日にそれぞれ成立する見込み。首相はエネルギー特措法案成立後に正式に退陣を表明し、直後に開く党常任幹事会で日程を決定する。
 党執行部は立候補を受け付ける告示日を27日とする方向。立候補するにはそれまでに20人の推薦人を確保する必要がある。代表選の投開票日をめぐり、党執行部は当初、28日を軸に調整していたが、政策論争する時間を確保すべきだとの党内の意見に配慮した。代表選の日程調整は17日の党役員会で、首相と岡田氏に一任されていた。