▼デッキ解説


 ダメージではなく、対戦相手のライブラリ枯渇による勝利を目指すデッキ。


 ライブラリ枯渇と言っても悠長に待っているわけではない。《再構築Lite》《再構築》を唱えることで対戦相手のライブラリを減らし、さらなる《再構築》を引いてくる。

 その速度は下手なビートダウンよりもよっぽど速い。うまくいけば6ターン。平均8ターンほどで勝負が決まる。


 クリーチャーを出すわけでも、バーンカードを使うわけでもない。対戦相手にとっては対処のしようがなく、対策の立てられないデッキは一方的に葬ることができる。


 一方で、《再構築》をチェーンコンボのように繋げていくので、途中でカウンターを受けるとリレーが途切れてしまう。よほど上手くプレイしない限り水絡みのデッキは非常に苦手。

 《再構築》ならまだしも、《図書館の掟》を《呪文掌握》されたりすると一巻の終わり。

 さらに、このデッキをメタって60枚以上の編成にしているデッキもある。そちらも対処が難しい。後半は《スタン改》を毎回連打して防御するのだが、10ターン以上の長期に渡って一度も切らさずにこれを続けるのは困難だからだ。


 水を絡め、対応力を高めたバージョンも存在する。カウンター再構築の項を参照。




▼サンプルレシピ

七誌@ABCD

Card Num : 40枚


Crystal - 14枚(11枚)
11 《風のクリスタル》
3 《風炎鉱》


Sorcery - 25枚
2 《高速取得》
4 《再構築》
3 《結晶の知識》
3 《招風》
2 《突沸》
4 《スタン改》
4 《再構築Lite》
3 《図書館の掟》


BattleSpell - 1枚
1 《無気力》



▼カードピックアップ&チューンナップ


・《突沸

 再構築デッキはテンプレートがある程度決まっており、他のカードに割くことができるスロットは少ない。

 ここに何を入れるかで個性を出すのだが、サンプルレシピではこれを選択。


・《加速技術》

 これも水対策になる。《スタン改》を引いてこれないときに《再構築Lite》を早回しにするなどの力技も可能。


・《結晶の知識》

 必ずしも必要な呪文ではないが、中盤のMPの伸びが非常に良くなる。

 超高速でデッキを回す用途で入れるので、2枚目以降が無駄になるのには目を瞑る。




▼プレイング


 チェーンコンボが回らないことには話にならない。《再構築Lite》か《再構築》のどちらかが撃てない手札は問答無用でリドロー。


 一番難しいのは、カウンターを擁する相手との対決。どうしても通さなければならないカードは《再構築》。エンド詠唱を駆使して、どちらか一枚は通るように細工しよう。

 《再構築》を通す際、先に《再構築Lite》を使っておくことで手札破壊同様の効果に期待できる。これはFTT14thでRAID5氏が多用した対水のテクニック。





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