決意にじむ旗手。
中盤力さらにUP

最近2試合欠場のジョアン・シミッチ、同4試合でベンチ外だった旗手が戻ってくる。
 この間、遠野や小塚が中盤で台頭し、田中がアンカーでレベルの高いパフォーマンスを披露していた。ただ、田中は一列前のほうかより光り、シミッチは古巣戦に燃えているだろう。シミッチはボールを受ける際の向きや縦パスを入れるタイミングなど、加入後向上させてきたプレーを見せつけるときがきた。
 旗手のモチベーションもすこぶる高い。別メニュー練習時のシャトルランでは、トレーナーの要求のさらに上をいく走量で周囲を驚かせていた。膝に手をつき、倒れ込んだあとに顔を上げて「もう一本」と伝える顔からは、決意がにじんだ。全体練習に合流してからも、スキあらば中盤から強烈なシュートを決めるなど彼らしさを誇示。「自分は攻撃の選手。数字にこだわりたい」とする意識で名古屋のゴールも貪欲に狙うはずだ。脇坂や小塚、遠野とのポジション争いで上回る可能性は十分にある。
 すさまじい運動量と決定力を兼ね備える米本、稲垣らとの中盤対決。川崎Fの“中盤力"でそれを凌駕したい。

旗手はインサイドハーフで先発か

エルゴラッソ