2発持山と高橋4戦連発(スポーツ報知)

監督絶賛空中戦

 静岡学園が開幕4連勝を飾った。前半4分、清水桜が丘に先制点を許したが、エースFW持山匡佑(3年)の2得点で前半のうちに逆転。後半にも3点を追加し、5ー1で快勝した。

 鮮やかだったのが1-1で迎えた前半44分の勝ち越しゴールだ。180㌢の長身を生かし、対空時間の長いジャンプを見せて、左からのFKに逆サイドで頭を合わせて決めた。「空中で

タメを作って打った。素晴らしかった」と川口修監督(47)は目を細めた。

 例年は多くの選手を起用して試しながら秋の選手権に向けてチームを作っていくが、「今年はリーグ戦で結果を出す」と、第1目標をプレミア昇格に置いている。4戦連発の持山も「毎試合、チームで3点以上を取ることが目標。今のところそれができている」と攻撃力に自信をのぞかせる。

 同じく4戦連発のMF高橋隆大(2年)も「勝ち続ければ力がつく。選手権も取れる」と手応えを口にした。25日に緊急事態宣言が4都府県で発令されるとあって、指揮官は「いつ終わってもおかしくない。一戦必勝です」。公式戦のチャンスを逃さず、経験を積み上げていく。    (里見 祐司)

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静学逆転開幕4連勝

光る個人技

 静岡学圉は5-1で清水桜が丘に逆転勝ちし、開幕から無傷の4連勝を飾った。開始4分にセットプレーから先訓点を許すも、FW持山匡佰(きょうすけ、3年)の2得点で逆転。後半はUー17日本代表候補MF高橋降人(りゅうた、2年)の追加点などで突き放し、首位を死守した。

 静学の個人技が光った。1点リードで迎えた後半10分、右サイドで起点をつくると、中央に展開。複数人が絡む小気味いいパスワークでゴール前をこじ開け、最後は高橋が右足で追加点を奪った。「後半にリズムが出てきた。ゴールも静学らしい崩しだった」。開幕から4戦連発の2年生は、得点以外でも積極的にボー

ルを受けて攻撃をけん引。試合序盤は相手の堅守に苦戦したが、後半はゲームを支配し、計5得点を奪う快勝につなげた。

 川口修監督(47)も試合内容に満足げだった。開幕4試合を振り返り「例年より仕上がりは早い」。攻撃は4試合で20得点。守備も4失点と、攻守の歯車がかみ合っている。来季プレミアリーグ昇格が、今季の目標。高橋は「リーグ戦を勝ち続けることで、総体や選手権にもつながる。目の前の1試合を大事にしたい」

と一戦必勝を誓っだ。   【神谷亮磨】