シズガクの全国1.2戦を応援した後でトライアウトを受ける為にモンテネグロへ旅立った中澤史伝。
FKドレズガとプロ契約出来だそうだ。
ところでモンテネグロはどこやねん?という人。
元々ユーゴスラビアです。
だから史伝は今日からは「ナカザーワ・シデーンヴィッチ」となります!

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【進撃のジジイ】スポイタVol.15-1・中澤史伝
    2014/12/22(月)
 
県選手権ではアシスト王とベストイレブンの2冠をもらった中澤。

こいつに表彰状は似合わない(笑)
この若者はすばらしいスピリットを大逆転で我々に見せ、育成の確信を我々にくれた。

若者の「白黒をどう見るのか」そして「何を彼らに問うのか」学ばせてくれたやつ。

人間はその人の顕在化した悪い側面でよく人間を決めつける。

その得た、能力と生まれ、身体的特徴で、可能性を決めつける。

どんないいやつに見えても人は墓場まで持っていく暗黒の一つや二つは持っている。

どんなダメに見える奴も、極上のやさしさを隠し持っている。

石渡、中澤、旗手3人は色黒トリオだが、白黒と言ってもそれではない。

挑戦する若者の生き方をいかに信頼し、いかに友情を育むかについての話だ。

彼も多くの友人に救われた。

チームと高校生活は後に踏み出す「挑戦の社会」のミニチュアでなくてはならない。


よく這い上がってきた。

能力は高い、走りは長いのも短いのも速い。だが使い方がまだわかっていない。

突然、盲腸・虫垂炎になるなど、やはり“昭和の香り”がする。

CB・SB・DH・SH・FWすべて試された。

そして

「もうお前みたいなへたくそはやるポジションないよ」と修に言われ続けた。

「いやまだGKがあるじゃないか」とオレは言った(笑)

器用ではない。どんくさいのだ。

だが奴を救ったのは、その指摘を受け止める「いろんな方に救われた今がある」という人生の真理を得たからだ。


やつが全国でゴールを挙げた時、オレは立志寮生全員とともに高らかに歌う。

「1点2点…7点8点…9点10点11点まだ取れる」と(笑)


サッカーも生き方も「へたくそ」だが、

それが中澤を成長させてくれている。

名誉のために付け加えるが、今年のチーム得点王は、名古でも加納でも旗手でもなく中澤史伝だ。