目標によって生活がかわる-2014 再掲載 

イメージ 1子は親の心を実演する名優である  
父親としてわが子に残す唯一の遺産は 『人間としてその一生を目標もっていかに生きたか』だ 
それが、遺伝子とともに遺せる男の証。 
だからお前達もそうなれ。  
目標と夢の違いは、 
それを書き出すか、書き出さないかにあることを、忘れないでほしい。 
紙に書き出さない限り、 あなたは失敗すると断言してもいいくらいだ。 
あなたの目標は「いつの日にか」のまま夢で終わる。 
ハイラム・W・スミス 
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【目標が生活を決める】
~虎の穴で過ごした人たちへ~
2013年6月20日

●かなりの特化された夢だ。

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君たちの掲げる目標・夢は。
たとえば地域の人々のために捧げる臨床医になることだったり、
利権から低所得者の人権を守る弁護士になる夢だったり、
日本を立て直す国家権力の中枢に立とうとする志だったり、
それと同様に、夢は越えるべきラインを明らかにする。

人並みを許さないレベルをサクッと掲示する。
その努力は
これくらいやればよいだろうという顕在化した地点は示されず、「もう充分」は許されない。
それなりにやって、『よく頑張ったな』と
カラオケで友人と青春を謳歌し自分たち自身を讃える幼稚な余裕をその夢が許さない。

●かなり特殊な青春だ。

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そのとおりだ。
だがどんな歴史でも「夢抱いた武者」は必ず通って来た。
用意された道ではなく。
武者は常に自分で切り開いて一人前になっていった。
その連なりが歴史になった。
その中の栄光の先鋭化されたごく少数を先駆者と呼ぶんだ。

●歌に歌われる青春とはずいぶん違う日常だ。

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当たり前だ。
歌が共感されるのは、多くの人が通る道を歌うからだ。

その歌われる青春は普遍の青春ではなく普通の青春だ。
胸をキュンとさせる歌が最良の真実とは限らない。
その涙は自分の妥協の罪さえ流してしまうものが多い。
だいたい自分を否定する歌、妥協するなって歌が流行る訳がない。
「ハ~?」「引くわ!」って拒否られるのがオチだろう。

●だが少年みんなが幼心に夢にした青春だ。

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漫画は翼君の努力は描くことはない。

だいたい、弱さを日々叱咤激励される場面は絵にならない。
限界の挑戦が同じ繰り返しすぎて、読者を満足させるには、ビジュアル的に難しい。
俺の知る国立大医学部行った青年たちが、出世した社長たちが君たちを見て素直にこういう。
「彼らが僕の子供の頃の本当の夢なんだ」と。
街に繰り出す若者も「ダッセッ」と言いつつもそこは案外同じなのかもしれない。

●分かり「易(やす)い夢」だが、成すには強い意志が必要とされる、なし「難(がた)い夢」だ。

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人知れず、継続された堅い意志で貫かれた生活。
だれかが言った「修行僧ってかっこいいわね」と。
かなりマニュアックな乙女だ。

煌(きら)びやかなところにのみ価値を求める選手は厳しい。
栄光の側面を君の魅力だと近づく人や女は君の足かせとなる。
「なれればいいナ」ではなく、「必ずなるんだ」の『意志』と、
24時間、30日、365日、3年間を費やす『継続』、
宝と言えばこの二つ。
日々自分に聞いてみる。
今日のオレは俺の夢に相応しいかと。

●そんな君たちに我々は中途半端な青春ごっこは挑まない。

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かかわる大人は、真っすぐ常に全力で挑むしかないだろう。
子は親の心を実演する名優である 。
父親としてわが子に残す唯一の遺産は
『己が人間としてその一生をいかに生きたか』だ。
それが、遺伝子とともに遺せる男の証だ。
おれも君の夢に触発され恥ずかしくないよう今日を生きている。

だからいう。
「お前の夢だろ。俺のじゃない」

●そして結果は後から付いてくる。負けから学べ。常勝という結果は求めても行きつかない。

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生徒に「この歌いいっすよ」と聞いた「ミスチル」も「EXILE」も歌としては素敵だし、時代を反映している。
時代のファジーな流れに乗ってブームは爆発する。
今はプロデュースの時代だ。
泡沫(うたかた)な擦り寄る時代に流されるな。

実は昔、時代に自分を重ね我々大人も歌ったんだ。
社会の流れに乗って、団塊の世代の若者の半分は。
今はだれも語らぬが「友よ」を肩を組んで涙流して歌ったのだ。
確かに
「夜明け前の闇の中で・・・夜明けは近い」
と確かに歌ったのだ。
そして流れが変われば、知ったり顔でこ狡くこう歌ったのだ。
「もう若くないさと、君に言い訳したね」と。

結果は今じゃない。
答えは今日どう生きたかの積み重ね。
今の自分を肯定するな。
変わるべき自分を肯定するな。
振り返るのはずっとずっと先だ。