「育成」と「競争選抜」は全く別なもの


サッカーでは「個」の育成が流行.
JFA指導指針でも盛んに「個」を強調しているが,そもそも育成は「個」なのだ.
選手の個性の変動を観察,診断ながら,個性に即した道を進みながら脱落させないのが育成.
が,しかしほとんどのクラブやチーム,団体が行っているのは「育成」と呼んでいる「競争選抜」.
育成担当者は,このへんの考え方から変えないと…
それに育成システムの専門家や育成ディレクターやがいないことも問題だ.
サッカークラブだとたいてはサッカー経験者や指導経験者がディレクターや責任者になる.
彼らはサッカー指導者であって育成システムの専門家ではないのだ.
サッカーのスキル指導は専門家かもしれないが,彼らが言う育成は競争選抜における選抜をしているだけであって育成をしているわけではないのだ.
このへんの専門家養成も課題だな.