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あきらめない気持ちや自分に足りないところを認める力を、プライドと呼ぶ。
それは私生活でつくられる。
(リーグ戦が与えてくれたもの) 2014.03.05
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 若者が「強いんじゃないか」と、
小成に見失い勘違いしないでいられるために、
全国レベルのチームと恒常的に対戦する環境が必要だ。
 
気付かないちょっとしたスキや、
突き詰められない試合の入りをすれば、
つぶされる試合。
どう試合をむかえるか、
どういう一週間を過ごせばいいか、
どういう私生活が必要か、
飛び抜けた才能は持ち合わせていない選手が
使える選手になるには
どういう私生活・努力が自分に必要なのかと考える環境が必要だ。
自慢するために、チームの栄光のために
全国レベルの競い合いがあるわけではない。
 少しでも突き詰められたものが欠けると試合内容にあからさまに表れる。
スキがあれば何もできない試合内容で90分を過ごすことになる。
この経験はものすごく大きな経験だ。
痛い経験も見なおせば大きな力だ。
惨殺された経験も、
追いつかれた経験も、
追いついた経験も、
走りきれなかった試合も、
ビビって何もできなかった経験も、
試合前の集中を自分でつくれなかった痛い経験も、
毎週の集中を保ち普段の生活を見直しトレーニングをする難しさも、
この目の前の試合だけ頑張るという試合ではなく、
常にベストメンバーなど不可能である試合で競うことであることも、
アウェーの洗礼も。
 
第1回のプリンスリーグがはじまった時、
みんな「何の試合だ」と思い、
観客は数十人だった。
その年高円宮杯全国で準優勝した時、
その価値の評価は関係者以外はコアな方以外には伝わらなかった。
その時、祝勝会も何もなかったのは、
価値の過小評価ではなく、ここの良き伝統。
2011年総体全国準優勝のご褒美は
いつもより1日多い3日間の休みだった(笑)。
トーナメント。
長い間「目の前の敵を打ち負かす」瞬発力を焦点にしてきた
高校年代チームの強化もプリンスリーグが始まって12年目。
トーナメントには未だその特別な大切なものはある。
だがこの12年の「通年の戦い」が教えてくれたもの。
普通の日々を問う。
そんな本当に厳しい環境が若者を育てる。
なにしろ
「頑張る」ということがどういうもので、
何が問われていて、
その達成には何と何をやり続けるのかが選手もコーチも問われ、
生活の中で考えることができるから。
 
若者にとって一番大事なのは「上には上がある」という現実を理解すること。
目標や夢はその認識の地点からしか行きつく道は見えてこない。 
 
2014年。
去年の真面目だが仲良しこよしという弱点を克服して、
上を目指す戦いの年。
人生と同様に、
普段を戦えない者は去るしか道はない!