人は良い人悪い人と断定するほど単純なものではない。だから面白く豊かだ。
人間の奥深さを自覚して人生に挑む。

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人は学んで覚悟する。
だがそれを本物に近づけるものは、
日常とか苦労とか挫折とか、
壁とか、自分を否定してくれるものだ。

その時にあきらめたり、ねたんだり、
原因を他者に求めては、
覚悟はは崩れ失わるかに見える。

人は道徳的な本心と、不道徳的な本心を併せ持つ。
挑戦を受け止める自分と、逃げろと薦める自分を同居させて生きる。
いっぺん決意したら、永遠に前へ進むなどは夢想だ。
同時に、一度道を諦めそうになって、
心が廃れそうになった自分もまた、まがいもなき自分だ。
そのどうしようもない己の暗黒さえも抱え、
戦うことが人生だ。

人が真人間になるのはそう簡単ではない。
決意しすべてを出し尽くし、
夜に今日の自分を自分で否定し、
一からの朝を迎える、この営々たる繰り返しだ。
苦労続きの40年過ぎて初めて見えてくることもある。

明らかなものは、
人間は夢や覚悟の白いものと、
妬みやあきらめと言われる黒いものと、
相同居する奥深い、最終回答がないものであり、
その複雑なる戦いが人生と言うもの。

負けるのは簡単だ。
あきらめるのはたやすい。
己の黒さに、慄くな、
その矛盾するものの戦いこそが、
ある日、新たな次元に立つことが可能になる力だ。
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