自信ある選手を感じることができる。 

井田は、練習開始前、練習中、練習後と1日3回選手を集め、選手全員の目をみる。
右にいる選手から左、そして左から右へと。 
「目が本当のことを教えてくれる。調子がいい、自信があると選手は目と目が跳ね返ってくるというか、感じるものがあるな」。
長い監督生活で養われた、見る力。 
2006年、県大会決勝では後半途中から投入したMFの刈込が終了間際に決勝弾。
他人はそれを井田マジックという人もいたが、そうではない。 
井田は時に寄せて選手へ、
故河井寛次郎氏が遺した
「過去が咲いている今、未来の蕾(つぼみ)でいっぱいな今」
という言葉を語る。 
「過去ではなく、今をどう生きるかだ」。
「どこよりも熱く、厳しい練習をひたむきに行っている選手が今ではないかもしれない。最後は花咲くんだ」と。
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(2016.12.08)