J1ベガルタ仙台は6日、ナビスコ杯グループステージ第3節で鳥栖と対戦する(午後7時、ベアスタ)。5日は約1時間の最終調整で、セットプレーの確認などを行った。1日のリーグ戦・広島戦(0●3)とは大幅なスタメン入れ替えが予想され、MF杉浦恭平(27)が左サイドMFとして今季公式戦初先発を果たすことが濃厚だ。「今は自分でも調子がいいと思う。ゴールが最大の目標」と巡ってきたチャンスに闘志を燃やす。 今キャンプでは、慣れない左サイドバック(SB)などでも起用されたが「やってみて(自分の本職である)サイドハーフがどの位置にいればパスを受けやすいのか、などが分かった」と試行錯誤の経験をプラスに変えた。渡辺晋監督(42)は「人を使ううまさ、そしてもう一度そこへ関わるプレー。SBで苦労させたが腐らずにやってくれた」と練習へ取り組む姿勢を高評価している。
静岡学園高から2007年に川崎へ入団し、愛媛、神戸を経て昨季仙台入りしたプロ10年目。昨季はリーグ戦3試合、ナビスコ杯4試合のみの出場に終わったが「チャンスをもらえたらしっかり力を発揮したい」とチームの3連勝に貢献して、ベガルタ2年目の第一歩を踏み出す。(鈴木 文人)