イメージ 1 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が、12、13日に行われる日本代表の国内組合宿のメンバーとして、川崎のU―22代表MF大島僚太(22)をリストアップしていたことが明らかになった。
 大島はプロ5年目で、広い視野と巧みなボールさばきが最大の特長。攻撃的な縦パスも武器とし、縦への推進力を志向するハリル・サッカーに合致する。そのプレースタイルから“中村憲剛2世”と称される。4日に川崎市内で行った練習のミニゲームでともに主力組のボランチを務めた憲剛は「成長スピードはすごい。近いうちにクラブと代表で中心にならないと」と将来を嘱望。A代表コーチを兼任するU―22日本代表の手倉森誠監督(47)も「センスは抜群だし、シュート意識が高まれば完璧」と高く評価する。
 リオ五輪アジア1次予選のため、3月下旬のハリル・ジャパン初合宿には招集されなかったが、大島は「新しい監督になって、選ばれるチャンスは上がったと思う」と現地マレーシアからもA代表入りを熱望していた。
 チョコが大好物の22歳。体脂肪は「最近は測っていない」と言うが、この日も約1時間半のメニューをすべて消化して大粒の汗を流した。アギーレ・ジャパンで彗星(すいせい)のごとく現れたFW武藤同様、ハリル・ジャパンの秘蔵っ子になる可能性を十分に秘めている。
 ◆大島 僚太(おおしま・りょうた)1993年1月23日、静岡市生まれ。22歳。静岡学園高3年時の高円宮杯全日本ユースで4強。2011年川崎入団。同年5月7日の神戸戦でJリーグデビューし、12年5月3日、磐田戦で初ゴール。U―18から世代別代表。15年アジア杯は予備登録メンバーにも選ばれた。J1通算77試合出場3得点。168センチ、64キロ。