「痛みを消したければ、怒るのを止めなさい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさんは頭痛がする、肩がこる、
腰が痛いなど、体のどこかしらに
みなさんは頭痛がする、肩がこる、腰が痛いなど、体のどこかしらに
痛みを抱えていませんか?
本日は現代人の生活習慣病とも
言われる頭痛、肩こり、腰痛の
痛みを解消する心の持ち方を
富永ペインクリニック院長の
富永喜代先生に教えて頂きます。
本日は現代人の生活習慣病とも
言われる頭痛、肩こり、腰痛の
痛みを解消する心の持ち方を
富永ペインクリニック院長の
富永喜代先生に教えて頂きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は、400グラムそこそこの
新生児から百歳を超えるお年寄りまで、
様々な患者さんに麻酔をかけてきました。
新生児から百歳を超えるお年寄りまで、
様々な患者さんに麻酔をかけてきました。
手術中のどんなストレスにも
物言わぬ患者さんの訴えを汲み取る
麻酔科医の臨床経験によって、
一目見ただけで患者さんの体の状態が
分かるようになりました。
物言わぬ患者さんの訴えを汲み取る
麻酔科医の臨床経験によって、
一目見ただけで患者さんの体の状態が
分かるようになりました。
不調があれば、その患者さんの表情、
顔色、歩き方など、あらゆるところに
現れます。そして痛みの原因は
一人ひとり異なり、損傷した部位から
直接発するものもあれば、ご家庭や
職場の問題が原因になっている場合も
あります。
ゆえに私の診察では、
炎症を和らげるための直接的な処置を
行うばかりではなく、患者さんの愚痴や
悩みを聞いて差し上げるなど、
人生相談に近いやりとりになることも
しばしばです。
顔色、歩き方など、あらゆるところに
現れます。そして痛みの原因は
一人ひとり異なり、損傷した部位から
直接発するものもあれば、ご家庭や
職場の問題が原因になっている場合も
あります。
ゆえに私の診察では、
炎症を和らげるための直接的な処置を
行うばかりではなく、患者さんの愚痴や
悩みを聞いて差し上げるなど、
人生相談に近いやりとりになることも
しばしばです。
・ ・ ・ ・ ・ ・
心の持ち方を変えることが
痛みには非常に重要です。
私が患者さんによく言うのが、
痛みを消したければ怒るのを
やめなさいということです。
既に目の前には原因がなくなっている
にもかかわらず、いつまでも心の中で
沸々と怒りを煮えたぎらせていることは
ありませんか。怒りが生じると、
交感神経が過度に高まって緊張し、
ストレスホルモンが分泌され、血圧や
血糖値が上昇します。
痛みには非常に重要です。
私が患者さんによく言うのが、
痛みを消したければ怒るのを
やめなさいということです。
既に目の前には原因がなくなっている
にもかかわらず、いつまでも心の中で
沸々と怒りを煮えたぎらせていることは
ありませんか。怒りが生じると、
交感神経が過度に高まって緊張し、
ストレスホルモンが分泌され、血圧や
血糖値が上昇します。
腰や肩、首、足、股関節などの慢性痛が
悪化し、疲れやすくなり、集中力が
欠如するなど悪いことばかりです。
怒りが痛みのスイッチを押して
しまうのです。
怒りは一回一回切ることが大切です。
万一怒りが込み上げてきたら、
その怒りを書くことをお勧めします。
その上で今度は相手の立場になって
もう一度書くのです。相手と自分の立場、
捉え方の違いに気がついて冷静に
なれます。
悪化し、疲れやすくなり、集中力が
欠如するなど悪いことばかりです。
怒りが痛みのスイッチを押して
しまうのです。
怒りは一回一回切ることが大切です。
万一怒りが込み上げてきたら、
その怒りを書くことをお勧めします。
その上で今度は相手の立場になって
もう一度書くのです。相手と自分の立場、
捉え方の違いに気がついて冷静に
なれます。
・ ・ ・ ・ ・ ・
不幸にして事故や病気に見舞われた方が、
健康な頃の自分といまを比べて、
以前は違った、以前はこうではなかった、と
くよくよ思い悩まれるケースが
よくあります。
健康な頃の自分といまを比べて、
以前は違った、以前はこうではなかった、と
くよくよ思い悩まれるケースが
よくあります。
しかしいくら以前は、以前はと
繰り返してもそこに戻れるわけでは
ありません。
繰り返してもそこに戻れるわけでは
ありません。
また、日頃サポートしてくださる方が
愚痴や怒りのはけ口になったことで
離れていき、孤立してしまえばもっと
痛みは悪化します。現状を受け入れ、
残された機能でこれからどう生きて
いくか、という方向に気持ちを
切り替えることが大切なのです。
愚痴や怒りのはけ口になったことで
離れていき、孤立してしまえばもっと
痛みは悪化します。現状を受け入れ、
残された機能でこれからどう生きて
いくか、という方向に気持ちを
切り替えることが大切なのです。
75歳のいまよりも40代の頃のほうが
調子よかった、というのは当たり前です。
だからといって、いまから40代の頃と
同じ健康や体力を取り戻すのは
不可能です。
調子よかった、というのは当たり前です。
だからといって、いまから40代の頃と
同じ健康や体力を取り戻すのは
不可能です。
けれども、いまは40代の頃よりも
知恵がある、経験値も上がっている、
余暇の時間も十分持てる。
それらを生かして幸せに生きることは
十分可能なはずなのです。
過去と他人は変えられないけれども、
いまの自分はいくらでも変えることが
できる。そのことを心に刻んで、
日々の生活に喜びを見出して
いただくことを願ってやみません。
知恵がある、経験値も上がっている、
余暇の時間も十分持てる。
それらを生かして幸せに生きることは
十分可能なはずなのです。
過去と他人は変えられないけれども、
いまの自分はいくらでも変えることが
できる。そのことを心に刻んで、
日々の生活に喜びを見出して
いただくことを願ってやみません。
「こりトレでつらい痛みを解消」
富永喜代
(富永ペインクリニック院長)
富永喜代
(富永ペインクリニック院長)
『致知』