投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)/藤野 英人
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投資家と聞くと、お金に汚い・ハゲタカ的にとらえる日本人は多いと思いますが、著者によると日本人は人を疑い深く見て、お金に異様なほどの信頼を置いているため、お金大好きでお金に不真面目な民族だと言っている。だからこそ、お金について本質を考えなければならないというのが、本書のメッセージだ。
本書を読む中で、お金とは単なる貨幣価値としての機能的側面で見るのではなく、たとえば消費でお金を支払う裏には多様な人間の力を持ってその商品が創造されているという風に考えると、1人減として人生をどんなものと交換して生きていくかを考えながら、時としてエイヤッ!
という気持ちを持って、過ごしてみるのが大切だと思いました。
だから、「お金」も単なるモノとしてみるのではなく、その裏に隠されているものを見つめることで、お金を好きになれるきっかけとしての一冊かもしれません。
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