仕事で使える心理学 (日経文庫)/榎本 博明
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 第1章 交渉力を高める心理学
1 人を説得するための心理学
2 選択肢が多いと判断力が鈍る
3 説得への抵抗感をどう解くか
4 双方の利益を最大化するために
5 合意にもっていくための視点の転換
6 日本人は交渉に不利なのか
7 怒りをあらわにするのはプラスかマイナスか
8 気持ちに余裕のないときに陥りやすい罠
9 なぜ安易に説得に乗ってしまうのか

第2章 相手の術中にはまらないために
1 術中にはまりやすい心理テクニック
2 だんだんと断りにくくなる心理
3 条件をつり上げられても契約してしまうのはなぜか
4 みんながどうしているかが気になる心理
5 権威や好感度に弱いのはだれでも同じ
6 共通の趣味や同郷・同窓、共通の知人の効果
7 「ない」と言われるとほしくなる心理
8 好条件は最初に示すか、後から追加するか
9 快適な環境だと商談がうまくいくのはなぜか

第3章 リーダーのための心理学
1 リーダーが発揮すべき2つの心理機能とは
2 叱咤激励して受け入れられる上司と、反発される上司
3 各自が目標を達成しているのに、組織の業績が低迷するのはなぜか
4 すぐに手を抜く部下を変えられるか
5 言い訳の多い部下には、どう対応するか
6 集団の成熟度によってスタイルを変える
7 変革型リーダーシップとは
8 失敗から学ぶリーダー、学ばないリーダー
9 部下のやる気に火をつけるには
10 部下をどう叱ればよいか
11 なぜ今どき、人情上司が成果をあげるのか
12 昇給や昇進の代わりとなる心理的報酬とは
13 声をかけるだけでもやる気になる

第4章 組織の意思決定を効果的にする心理的要因
1 集団での判断はリスキーになりやすい
2 判断に入り込む無意識の衝動を防ぐ
3 先入観による誤判断を防ぐには
4 いくら話し合っても各自の判断が変わらないのはなぜか
5 関係者すべてに意見を求めることの効果
6 手をあげさせて釘を刺す
7 全員一致の決議はかえって危ない
8 不祥事を防げない日本型組織
9 多数決にも落とし穴がある

第5章 ストレスに強くなる
1 ストレスにさらされる日常
2 高速社会のストレス
3 ストレスをためやすい「タイプA行動パターン」
4 タイプAかどうかのセルフチェックと対策
5 情報量の飛躍的増大によるストレス 6 情報ネットワーク化によるストレス
7 認知的評価が決め手
8 ストレスにどう対処するか--ストレスコーピング
9 自分のストレス対処のやり方をチェックする
10 レジリエンス――逆境に強い人の認知の特徴
11 自己を否定しない認知スタイル
12 プロセスに価値を見いだす

 会社組織内でよくある光景に対して、心理学がどう活きるのかを記した一冊という印象ですね。ストレスの章は、昨今話題になっているレジリエンスが記載されていますしね。