子どもたちに語るヨーロッパ史
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勢いのあるアジア、アフリカの変化に比べ、ヨーロッパは成熟した国家としていかに自分達の意思を示すことができるかと言う模索の歩みがあるように思う。歴史家の次世代への熱いメッセージが込められた一冊。
世界史をもう一度勉強しているらしい娘が貸してくれた1冊で、そのタイトルどおり、子どもたちに向けやさしくヨーロッパの歴史を説くとともに、何が善で何が悪であったのかを明確に伝える書となっている。
ローマ帝国は、日本のような多神教国家であったにも拘らず混乱し衰退した国家をまとめるべく自身が神になることで地位を保とうとしたコンスタンティヌス帝によってキリスト教国家として歩みだす。それはそれまでとは全く違った国家であることは言うまでもない。ヨーロッパはこの末期のローマを原型として形作られるが、その歴史は、このキリスト教を巡る争いの歴史であるといっても過言ではない。(正直、この本を読んではじめて、キリスト教の支配する地域の推移や紛争の原因等がぼんやりとつかめるようになった私であるのだが)
筆者のゴフ氏は、ここで十字軍、アフリカの植民地化、ユダヤ人の排斥の歴史が生んだナチを中心とする人種主義をヨーロッパの悪、恥であると子供たちに伝えている。
「植民地化もまた、十字軍同様、その影響を消すことのできないヨーロッパの犯罪なのです」
「この犯罪を記憶してください。記憶なしにはよきヨーロッパはないでしょう」(ユダヤ人大虐殺)
そしてこれらのことが現在の世界でもなおかつ解決できない紛争の原因を作っていることにも言及し、ヨーロッパをヨーロッパたらしめた科学や文化をも丁寧に解説してくれている。宗教画が持つ意味も具体的な作品を通して語られとても興味深い。
また現在のヨーロッパの目指す形を伝えながら次のように語っている。
「よき美しきひとつのヨーロッパの実現は、みなさんの世代に託された大プロジェクトだと思います」
「どうか忘れないで下さい。記憶なしではよいことは起こりえないことを。歴史は公正な記憶をさしだすためにあり、そうした記憶こそが過去を通してみなさんの現在と未来を照らし出すのだということを」
こうした言葉は、なぜ私たちが歴史を学び、何を次の世代に伝えていくのかと言う問いに明確な答えを与えてくれているように思う。
未曾有の地震と津波に見舞われた日本で、同じ言葉を私たちもまた心に刻む必要があるのではないだろうか。
(元記事を開く)
評価:
書名:子どもたちに語るヨーロッパ史
著者:ジャックル・ゴフ
出版社:筑摩書房
レビュアー: ムーママ
本が好き! 2級
主に読むのは日本文学。でも最近は新書の棚で本選びをすることが増えました。社会の動きやそのことに関する基本的な知識がないといろんなことが見えない気がしてよく手にしています。最近気になっている作家は吉田修一、塩野七生。読み返しているのはドストエフスキー。なんだか統一性のない私です。
【関連リンク】
『子どもたちに語るヨーロッパ史』の詳しい書籍情報
ムーママの書評一覧
http://news.livedoor.com/article/detail/5698523/
※この記事の著作権は配信元に帰属します。

low_11111さん 日本の賠償責任 日本は、中国や韓国には第二次世界大戦における賠償金は、支払われたのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
lestersmckeownさん
被害国のみならず同盟国とも、二国間条約を結びその際に賠償金や補償金が決定され支払われています。
大半の国とは、1951年のサンフランシスコ講和条約のときに締結されています。
それ以外では:
中華民国(現台湾)とは1952日華条約があります。中華民国に対しては台湾の日本資産(中国および台湾に残したインフラや日本国民の財産)の清算(中華民国側への支払い要求)を求めないかわりに、中華民国も日本に賠償を求めていません。
韓国は1948年成立ですが、朝鮮半島唯一の政府として、1965年に条約を結んで、無償、有償の経済協力金を提供しています。朝鮮半島は日本でしたし、日本が攻撃したわけでもないので、賠償に値しません。
中華人民共和国は1949年成立なので、戦前には存在していない国です。
日本と国交もなかったので、直接賠償関係にはありませんし、その必要もありません。代わりに国交を結ぶ条約締結時に、無償、有償の資金提供を、最高額で提供しています。
その他日本は、連合国側および同盟国(同盟国側でも、アジアの戦闘でビルが壊れたなど、巻き添えをくらった分の補償)も含め、全ての賠償および金銭的なやりとりは完了しています。
どれも二国間条約が、それを証明しています。
具体的な数字は、外務省のサイトをいろいろさがすと見つかると思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/03.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/shiryo/pdfs/shiryo_07.pd...
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/gaiyou/odaproject/asia/c...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1049951605
※この記事の著作権は配信元に帰属します。
県内文化財の大災害への備え急務、歴史家らネットワーク化計画/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000030-kana-l14
情報屋さん
勢いのあるアジア、アフリカの変化に比べ、ヨーロッパは成熟した国家としていかに自分達の意思を示すことができるかと言う模索の歩みがあるように思う。歴史家の次世代への熱いメッセージが込められた一冊。
世界史をもう一度勉強しているらしい娘が貸してくれた1冊で、そのタイトルどおり、子どもたちに向けやさしくヨーロッパの歴史を説くとともに、何が善で何が悪であったのかを明確に伝える書となっている。
ローマ帝国は、日本のような多神教国家であったにも拘らず混乱し衰退した国家をまとめるべく自身が神になることで地位を保とうとしたコンスタンティヌス帝によってキリスト教国家として歩みだす。それはそれまでとは全く違った国家であることは言うまでもない。ヨーロッパはこの末期のローマを原型として形作られるが、その歴史は、このキリスト教を巡る争いの歴史であるといっても過言ではない。(正直、この本を読んではじめて、キリスト教の支配する地域の推移や紛争の原因等がぼんやりとつかめるようになった私であるのだが)
筆者のゴフ氏は、ここで十字軍、アフリカの植民地化、ユダヤ人の排斥の歴史が生んだナチを中心とする人種主義をヨーロッパの悪、恥であると子供たちに伝えている。
「植民地化もまた、十字軍同様、その影響を消すことのできないヨーロッパの犯罪なのです」
「この犯罪を記憶してください。記憶なしにはよきヨーロッパはないでしょう」(ユダヤ人大虐殺)
そしてこれらのことが現在の世界でもなおかつ解決できない紛争の原因を作っていることにも言及し、ヨーロッパをヨーロッパたらしめた科学や文化をも丁寧に解説してくれている。宗教画が持つ意味も具体的な作品を通して語られとても興味深い。
また現在のヨーロッパの目指す形を伝えながら次のように語っている。
「よき美しきひとつのヨーロッパの実現は、みなさんの世代に託された大プロジェクトだと思います」
「どうか忘れないで下さい。記憶なしではよいことは起こりえないことを。歴史は公正な記憶をさしだすためにあり、そうした記憶こそが過去を通してみなさんの現在と未来を照らし出すのだということを」
こうした言葉は、なぜ私たちが歴史を学び、何を次の世代に伝えていくのかと言う問いに明確な答えを与えてくれているように思う。
未曾有の地震と津波に見舞われた日本で、同じ言葉を私たちもまた心に刻む必要があるのではないだろうか。
(元記事を開く)
評価:
書名:子どもたちに語るヨーロッパ史
著者:ジャックル・ゴフ
出版社:筑摩書房
レビュアー: ムーママ
本が好き! 2級
主に読むのは日本文学。でも最近は新書の棚で本選びをすることが増えました。社会の動きやそのことに関する基本的な知識がないといろんなことが見えない気がしてよく手にしています。最近気になっている作家は吉田修一、塩野七生。読み返しているのはドストエフスキー。なんだか統一性のない私です。
【関連リンク】
『子どもたちに語るヨーロッパ史』の詳しい書籍情報
ムーママの書評一覧
http://news.livedoor.com/article/detail/5698523/
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low_11111さん 日本の賠償責任 日本は、中国や韓国には第二次世界大戦における賠償金は、支払われたのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
lestersmckeownさん
被害国のみならず同盟国とも、二国間条約を結びその際に賠償金や補償金が決定され支払われています。
大半の国とは、1951年のサンフランシスコ講和条約のときに締結されています。
それ以外では:
中華民国(現台湾)とは1952日華条約があります。中華民国に対しては台湾の日本資産(中国および台湾に残したインフラや日本国民の財産)の清算(中華民国側への支払い要求)を求めないかわりに、中華民国も日本に賠償を求めていません。
韓国は1948年成立ですが、朝鮮半島唯一の政府として、1965年に条約を結んで、無償、有償の経済協力金を提供しています。朝鮮半島は日本でしたし、日本が攻撃したわけでもないので、賠償に値しません。
中華人民共和国は1949年成立なので、戦前には存在していない国です。
日本と国交もなかったので、直接賠償関係にはありませんし、その必要もありません。代わりに国交を結ぶ条約締結時に、無償、有償の資金提供を、最高額で提供しています。
その他日本は、連合国側および同盟国(同盟国側でも、アジアの戦闘でビルが壊れたなど、巻き添えをくらった分の補償)も含め、全ての賠償および金銭的なやりとりは完了しています。
どれも二国間条約が、それを証明しています。
具体的な数字は、外務省のサイトをいろいろさがすと見つかると思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/03.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/shiryo/pdfs/shiryo_07.pd...
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/gaiyou/odaproject/asia/c...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1049951605
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県内文化財の大災害への備え急務、歴史家らネットワーク化計画/神奈川
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