タンクトップと夏 | 今日も苦笑い

タンクトップと夏

僕は改札口を通り抜け駅前の噴水の近くのベンチに腰を掛け売店で買ったビールで渇いた喉を潤した。
スーツ姿の大人達が、行き交う中、飲む昼間のビールは最高だった。

空を見上げれば、太陽と辛気くさい青空が広がっている。

「飽きた…飽きた…飽きた…」

僕の頭の中で誰かが叫んでいた。

何も変わらい世の中、そのくせ、どんどん住みにくくなる世の中。

変な犯罪が連鎖する世の中。

暗いニュースばかりながすメディア。

有り得ない話しのドラマ、カップル向けの映画、綺麗事を歌う売れっ子歌手、自分の夢の為に働く風俗の女性。金にならないギャンブル。

だから…見つけた。
だから…捨てた。

だから…だから…

あの…白い影はなんなんだ…。

僕は、噴水の前に立ち並んで整列した白い人間の形をした影を見つめた。

続く…か?