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大人のためのブラジリアン柔術入門

ズボンの両裾を両手で掴めたとします。ガードをとっている相手からすれば、かなりまずい状態です。相手は両袖を掴み、どちらかの膝を伸ばしグリップを切ろうとするはずです。

ですから、掴んだら直ぐ動く事が大事です。掴んだ事そのものには意味はありません。目的はパスガードなのです。

掴んだら直ぐに押し付けましょう。握った裾を相手の膝と膝の間に(股に)向けてです。大切な事は肘を伸ばす事、そして相手が押してきたベクトルに反するように体重を使い押し返す事です。

膝が完全に曲がります。さらに押すと相手の仙骨が浮きます。相手は今もなお、裾を切るために身体を屈曲させています。これで条件が整いました。

相手の仙骨がマットに着くように手前へ引きながら、相手の体幹が右へ傾くよう誘導します。

すると、屈曲した体感の右端の一点で身体を支える状態になります。摩擦係数は極端に下がっています。

この時、ハンドルを左にきるように手を動かします。相手はコマのように回ります。目の前に相手の腹部が現れるのでニーオンザベリーをします。

コツは腕に足をかけられないようにする事。

相手の背部のマットへの接地面積を小さくする事。

あとは相手を動かす時に、予備動作(引く前には体重を使い押す)などして力を使わないようにする事。