こちらの記事の続きとなりますので、気になった方は先にお読みいただけると幸いです。

さて、五番もかなり悩みました。メンバーに関しても他に秋山幸二金本知憲簑田浩二等ポジションに対する候補選手も選り取り見取りですし、5番についてはそれこそ落合博満野村克也も捨てがたい。後者2名ならミスタープロ野球を三冠王で挟むという超贅沢サンドウィッチの完成です。



しかしながら、ミスター赤ヘルこと山本浩二を五番センターに最終的に推した理由として、その安定感と攻守の両立具合があります。
まず守備は言うまでもありません。10年連続のダイヤモンドクラブにその期間中は内9回が最多刺殺を記録。最多補殺も二桁五度、最多四度とまさに強肩好守を体現したような成績です。
打撃についても通算打率.290、通算OPS驚異の.923、プロ入り四年目以降は一度もOPSが.8を下回っていないなど安定感も抜群。加えて通算盗塁数も231個を数えて足も問題無し。
安定感がある一方で、爆発力と走力も申し分なし。後続の打者陣から第二の切り込み隊長とON砲の掃除しそこなったランナーの処理、両方をこなせる人材として山本浩二を入れております。

六、七番についてはほぼノータイムで決まりました。五番山本の出塁能力と走力を活かすなら下位打線へ繋がっていくとはいえ到底疎かにできない打順、いわば第二の二番と三番。




故に、三冠王コンビをここで残しておいたわけです。
六番落合博満は芸術的な広角への打撃技術があるためケースバッティングも可能、七番野村克也も選手兼監督経験者で捕手としての能力にも優れ戦況判断能力はピカ一。ただでさえ化け物じみた成績の持ち主二人が下位打線でじわりと働く役割もこなしてくれれば、相手ピッチャーとしてはまさにマウンドが生地獄ってなもんです。


八番の松井稼頭央は、我ながら無難でつまらない選抜だったと思います。ネタ枠で広岡達朗、守備特化で小坂誠、爆発力と安定感(と好み)で坂本勇人等様々に選択肢は考えましたが、やはり攻撃面での突出具合はこの人に軍配。“勝てる”ベストナインを組むなら外せません。守備面では“安定感”で若干小坂や坂本の後塵を拝しますが、この打線の破壊力なら多少の失策は秒で帳消しでしょう。サードはミスターだし。


そして9番、なんとラストバッターに我らがハリーこと張本勲
いやぁ、まさにドリーム。3000安打500本塁打500盗塁の打者にレフ9やらせられるのは、まさにレジェンド打線だからこその贅沢!!

勿論これは張本を軽視したわけではありません。この打線の圧倒的火力だからこそ、張本の特筆すべき打撃能力を最大限に活かせるわけです。稼頭央は足が速いから盗塁得点圏からの張本による“掃除”も可、シングルヒットで出れば次はイチローに繋がり、通算五百盗塁の足で相手バッテリーをかき乱しつつ自在な連携も可能、勿論ラストバッターですから無理やりスタンドに打ち込んでゲームを動かしてもらうのもアリ。最も自在に動ける打順だからこそ、最もNPBでヒットを打った選手に託し、“打線”としてのあらゆる機能をこなしてほしいというのが私の起用の理由です。

いかがでしたでしょうか、以上が私のドリーム打線の概要です。勿論異論・反論はありましょうし、“この選手こそ入れてくれ!!”って意見も百出千出とのことでしょう。
まぁ所詮は遊びだからこその自由度ですが、もし“こんなオーダーはどうよ?”ってのがありましたら是非是非教えていただけると私としても興味深いです


まぁ、この“記事を書くきっかけになったチーム”と戦ったときこっちが勝つという自信だけはありますけど('A`)