先日、例のブロガーさんが日本と中国(ユーラシア)大陸が一つの存在だったことについて“““今更”””語ってるのを盛大にツッコませていただきました。


今や小中学校の地理ですら習う常識中の常識ですが(少なくとも私の認識では)、これがいつぐらいから語られていたのかが気になったため少し調べてみました


まぁ、調べると言っても有名な、今日の地質学においては基礎中の基礎のそのまた基礎の、ほんっっっっっっっとうに今更な話なのでウィキペディア軽く流し読みしただけなんですが………


1596年 アブラハム・モンテリウスが南アフリカと南アメリカの地形一致に言及


1620年 フランシス・ベーコンが同様の指摘


1901年 エドアルド・ジュースが地域ごとの化石の分布から世界の大陸がかつて一つだった可能性を指摘


1912年 アルフレート・ヴェーゲナーが【大陸移動説】を提唱


実際にはその後この大陸移動説が公式に認められるまでは相当な紆余曲折が有りましたが、少なくともプレートテクトニクス理論の登場によって1950〜60年代には(若干の訂正が施された上で)地質学の主流意見として定着しているようです。

では「日本列島とユーラシア大陸の分離」についてはいつ頃から取り沙汰され始めたのかは明確な時期が出てきませんでしたが、以前記事でも触れた「のび太の日本誕生」が1988年には執筆されていることを踏まえると同時期か少しあと程度の頃には既にこの理論も一般化していたと考えて差し支えないでしょう


いずれにせよ、この論がさも「自分で発見した新説」のごとく語り、あまつさえ記事にしてしまうのは正直「長打率は確率である」を凌ぐ恥ずかしい言動であることは間違いないでしょう('A`)