「ふふっ…。今回の目的は、あの妖精を傷付ける事にあるの。あの帝国での雑魚共はもう食ったけど、特別な妖精達は経験を積ませた方が旨いからね…。」

少年は息を呑んで聞いていた。キュールもどきはなおも続ける。


「…そして、私は今あんたを食べるのよ…」


生かす相手に全てを話すわけないでしょ、と、キュールもどきは嘲嗤う。


怒りと恐れが満ちた少年は、最後の質問をした。


「本物のキュールはどこに居る。」


「さあ。ご自分で見つけなさい。生きていたら…の話だけどね…」


またもやキュールもどきは、嘲嗤う。


しかし、少年には勝算は全く無かった。