「おーい。フンダー!」

声の主はそう呼びかけた。

「…?」

声の主は声を荒げた。

「ったく…。隠れ鬼じゃないんだぜ…。何処に隠れて居やがる。」

その傍らで少年は窓がコツコツと鳴っているのに気が付いた。
声の主は気が付いていない。

窓を叩いているのは、少年のパートナーの妖精、アリーブだった。

声の主を指差し、自分を指差し、何か暴れている。

そしてひどく興奮している。

「…?」

少年は小首を傾げて、わからない、と示した。

妖精はじれったいと言うように、暫く暴れていた。

まあ、偶にはこういう事もあるものだろう。

少年は1人で納得していた。