「そうと決まれば出発しよう。事態は一刻を争う。」

アリーブは戸惑いの表情を見せた。

「え…。でも、夢の話だし…。間違ってたらあんたに迷惑がかかっちゃう…。」

少年は荷物の用意をしながら言った。

「そんなのどうってことない。というか今までも無駄足は散々踏んだけど、僕が文句を言ったことはあったかい?」

「あ…。」

「それより、はやく荷物の用意をしてくれない方が迷惑だよ。」

少年は笑って言った。

かくして、少年と妖精のマジック・レールまでの旅は始まった。