ここの列車は、死へのお迎え車なのだ。

寿命が来ていない生物でも、列車が来れば必ず連れて行かれる。

生物を乗せた列車はトンネルを抜けると列車には何も乗っていない、と噂の場所だった。

迷信かもしれないが、この場所はその噂に十分なリアリティを与えている。

ここには靄が立ち込めていて、フンダーの不安を煽る。

しかし最もフンダーの不安を煽っているモノはここに満ちている『気』とたった今見え始めた、ある人影だった…。