今となっては姉は看護師
私は介護施設の機能訓練指導員(理学療法士)
として働いているので今の知識があれば
祖母の異変に対応したり、
母のメンタルのケアをしたり、
区役所、支援センターへ問い合わせたり、
ケアマネジャーさんとのやり取りをできたと思う。


しかしその当時、とにかく母は
「自分で見るのが自分の勤め」
「祖母のこんな姿を誰かに相談するのが気が引ける」
「親不孝だと思われたくない」
「自分ならできる」
とまるで言い聞かせるように言っていた。
今考えると母もメンタルは大分やられていたと思う。

結構な田舎だったということもあり、
世間体も気にしていた。
最近ばぁちゃん見ないけど元気かい?
と何日か見かけなかっただけで言われる。
雪が家の前に積もっていたら近所の人がついでに
雪はね(雪かき)をしてくれる。
あそこの家のじぃちゃん入院したってよ。
とすぐ話題になる。
特に人目を気にする性格の母の気持ちもわからないでもない。



誰かが
「誰よりも精一杯やっている。
人に頼って離れる時間を作ったり、
誰かに助けを求めて対応を考えることは
母だけじゃなく祖母のためにもなる。
家族だからと言って背負いこむのには
限度があるよ。
認知症や鬱はどんなに理解したくても
それが難しくなる時は誰でもある。
あなただけじゃない。本当に大変でしたね。
頑張りましたね。」


と言ってくれる人がいたら当時の母も救われただろう。