今はバスでの帰り道。
波風立たないように職場で振る舞うのって、実はとても難しい。
今日の業務の振り分けが、ちょっと変だった。
それは昨日の日勤で話題にあがったことだった。
フリー業務(ナースコールを取ったり、患者さんを検査室におろしたりする人。基本的に部屋持ち以外のスタッフを言う)が他にいたにも関わらず、部屋持ちスタッフが入院受けをつけられていた。
(その人を犠牲者と以下呼ぶ)
昨日の日勤メンバーの中で今日いたのがわたしと犠牲者の先輩2人だけだったから、副師長にそれとなく聞いてみた。
わたし「あの、ここ(フリー業務の人の名前を指して)に入院つかないのって何かあってですかね…?昨日ちょっと話題になったんですが。」
副師長「一応前入院取ったばかりだな、とかは考えて付けているんですよね」
わたし「あ、そうだったんですね!わかりました。」
こんな感じでさりげなく、質問として聞いてみた。
これに対して上司はわたしにどう思っただろう。
わたしは別にいいんでないかと思ったが(何故なら楯突いたと言う認識はなく、ただ聞いてみたと思っていたから)、これを他の先輩に話すと「おおお、よく言ったね」と言われた。
「波風立たないように、心に留めておこうぜ」と。
うーん。
でもまあ、いいのかな。
もしそこで聞かなかったら、もしかしたら後悔していたかもしれない。
犠牲者の先輩は仕事できる方だけど、この病棟では、何でもやってくれる言わば優しい人である。
この人だから副師長もそういう割り振りにしたのかなと思った。
だけど帰りに犠牲者の先輩は
「今日ありがとね」とわたしに言って帰っていった。
あとで聞いた話だけど、普段部屋をあまり手伝わない副師長(この人はこの人で、役職のお仕事がそれなりにたくさんある)が部屋の仕事を、かなりお手伝いしてくれたらしい。
波風立たないようにするのは難しいけど、感謝してくれる人が1人でも居たのなら良かったのかもしれないと思った。