【3/14  不安定な持ち合い継続】


本日の日経平均は反発。目立った悪材料が見当たらない中、来週の日銀会合を意識した「先物での買い玉整理」を背景に売り優勢でスタート。9時台に38,400円(-295)まで下落すると、11時ごろからはドル円の騰勢とともに持ち直し、14時過ぎに38,827円(+131)まで上昇。東証主力株は買い優勢。日経先物での需給悪化による前場の日経安だったため、全般的には買い優勢で経過。


高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。


空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。




【テクニカル視点】


日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。


総合乖離率は+24.2%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+15.5%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。


ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。


NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。


日経平均とNASDAQの200日移動平均線と株価の乖離率の差は、+2.1ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が810円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+6.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が2330円ほど割高であることを示しています。


日経VIは21.47と前日より低下し、VIXも13.75と前日より低下しました。日経VIは、変動率の高まりを示す20を上回っています。NYDowと比べて、日経平均は強い状態であり、前日比で強さは拡大しました。




【本日の要点】


市場と業界のデータ分析によると、市場から継続的に注目されている人工知能と半導体は、個人投資の分野で引き続き好まれていますが、人気株の急騰に伴い、一部の人々は過大評価されてる可能性について心配し始めています。市場と業界のデータから、人工知能と半導体は株式市場で天井圏を示唆するシグナルが現れ始めているように見えます。もし人工知能と半導体の相場サイクルが終わりに近づいているなら、次に私たちはどのような行動を取るべきでしょうか?明日、更に多くの内容を皆さんと共有します。




【厳選候補銘柄】


(5240)

KDDIらと「オープンメタバースネットワーク」発足を材料視して大幅高。既定路線とはいえ、夢のある材料ですね。短期的にはネックとなりそうですが、大化け候補の一つとして長期的に注目。



(9433)

上記の通り、MonoAIとの提携関係が今日の株価上昇を促したので、私たちは同様にKDDIのトレンドに注目しています。テクニカル分析を通じて、現在の安値はもはや問題ではありません。皆さんも、現在の安値での購入を検討できます。



(2234)

エヌビディアの天井形成気配、ドル円の不安定さを背景に個別の半導体株の売買難易度が高まっています。半導体株はこちらに集約するのがおススメ。



3668の再上昇のチャンスに注目し、興味のある読者は、明日ご連絡いただければ、購入価格を取得することが可能です。また、(3445)も私たちのウオッチリストに追加しました。テクニカル面から見て、4連敗の後に、陰の陽はらみが現れるかどうか、これが私たちの最良の買い時になります。