胸痛の原因には様々なものがあります。
その中でも、緊急に対処を必要とするもの、緊急に入院加療·搬送が必要な代表的な疾患には、つぎのようなものがあります。
1.急性心筋梗塞が発症しているか切迫している状態
2.急性大動脈解離
3.肺血栓塞症(肺の血管に血液のかたまりかつまる状態)
4.気胸
心臓や肺の疾患が原因で胸痛をきたしている場合には、緊急の対処が必要な場合が多いです。
それ以外にも食道破裂のような消化器疾患なども緊急な処置が必要な場合があります。
病気の経過や生活習慣の聴取だけで上記の疾患が診断できることもあります。
パルスメーターで酸素飽和度が低下していたり血圧が低下している場合には、特に緊急の対処が必要です。
さらに、心電図や胸部のレントゲン撮影の検査を行えば、心臓や肺の多くの疾患が診断可能です。
心筋梗塞が切迫した状態(急性冠症候群)や肺血栓塞詮症や食道破裂など、即座には診断がつかない場合もありますが、血液検査やCT検査などで診断することが可能です。
即座には診断がつかないけれども生命の危険がある疾患もあるので、症状から臨床的に確実と思われる場合には、ただちに薬による治療等を開始する必要がある場合もあります。
他方、狭心症の胸痛の症状は、1分以下でおさまることや20分以上続くことはまれです。
また、胸痛の痛みの場所が局所的で、圧迫すると痛むという場合にも、狭心症や心筋梗塞の可能性は低いです。